宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
今日、C7.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 6 06:04 C2.7
03:09 C7.9
5/ 5 --- ---
5/ 4 20:55 C9.2
17:57 C2.6
05:16 C1.8
01:03 C1.7

黒点  5/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2047 11 β C2
2049 12 βγ C2
2050 1 α ---
2051 10 βγδ C9
2052 6 β ---
2053 7 β C1
2054 1 α ---
2055 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 378 +1.6
-2 h 376 +3.2
-4 h 358 -0.4
-6 h 347 -2.1
-8 h 360 -3.8
-10 h 380 -4.0
-12 h 369 -1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -14 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
5/ 6 0.3 2x10^1
5/ 5 0.3 7x10^0
5/ 4 0.3 2x10^2
5/ 3 0.3 1x10^2
5/ 2 0.3 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 5/ 1 12:57 太陽風磁場の強い南向きは、夜半まで続きました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 5/ 2 10:21 太陽風の磁場の強まりは終わりました。4月の黒点数は85でした。
2014/ 5/ 3 12:54 太陽でCクラスのフレアが増えています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2014/ 5/ 4 12:26 太陽風磁場が南向きに振れ続け、磁気圏の活動が高まっています。
2014/ 5/ 5 09:28 太陽風磁場の南向きは終わり、磁気圏は穏やかになっています。
最新のニュース

2014/ 5/ 6 10:32 更新
太陽風の磁場が再び強まりました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダ、イエローナイフのYOSHI OTSUKAさんより、
現地5日0時半頃に撮影されたオーロラの写真が届きました。
青みの残る空を、雄大な光の帯が横切っています。
真上から降り注ぐ光の筋が本当にきれいです。

世界時では5日6時半頃ですから、
昨日の記事のAE指数のグラフで、
太陽風磁場の南向きによって変化が高まっていた頃のオーロラです。

イエローナイフは、
もう完全に空が真っ暗になることはなくなっているそうで、
その中でも、空が暗くなる時間帯の23:45から03:30にかけて、
ずーっとオーロラは出ていたそうです。

昼は日照時間が長く太陽も高く昇るので、
気温はプラス10度ぐらいになるそうですが、
5日の夜はマイナス13度という寒さだったそうです。

オーロラが見えるのもあとわずかな日数だろうとのことで、
ぎりぎりのタイミングの写真をどうもありがとうございます。



太陽風は、昨日のニュースの後に磁場強度が10nTまで高まり、
再び磁場の強まりが到来しました。
しかし、今回は南北成分は大きく片方に振れることはなく、
南や北にゆっくりと変化をしています。

このため、磁気圏では、
太陽風の磁場が南を向いた時間帯に活動が高まり、
AE指数のグラフでは、
500nTの変化の山が2つに分かれて発生しています。

磁場強度の強まりは1日ほどで終わり、
現在は5nTと平均的な状態です。

一方、太陽風の速度は、350km/秒と390km/秒の間を、
上下に変化しています。
やや低速の状態は変わらず、基本的には穏やかな風です。


SDO衛星AIA193の太陽コロナの写真では、
南東(左下)にコロナホールが広がっています。
このコロナホールは、27日前の4月9日や、
更に27日前の3月13日にも、位置や広さは変化していますが、
このあたりに存在していました。
一方、太陽風への影響は、前の2回には特に発生していません。
今回も同様に穏やかに過ぎていくのか、
今回は高速風の影響が到来するのか、
3日後の5月9日くらいから注目して下さい。


太陽では、6日3時(世界時5日18時)に、
東端でC8.0の小規模フレアが発生しました。
今日の可視光写真の左端の黒点が上がってきたところです。
この後の活動に注目して下さい。



YOSHI OTSUKAさんにより、カナダ・イエローナイフで現地5日0時半頃に撮影されたオーロラ。
(c) YOSHI OTSUKA 氏


YOSHI OTSUKAさんにより、カナダ・イエローナイフで現地5日0時半頃に撮影されたオーロラ。
(c) YOSHI OTSUKA 氏


YOSHI OTSUKAさんにより、カナダ・イエローナイフで現地5日0時半頃に撮影されたオーロラ。
(c) YOSHI OTSUKA 氏


27日毎のコロナホールの変化。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。