宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 5/ 9 10:03 更新 M5.2のフレアが発生しました。太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨夜、8日19時(世界時8日10時)に、 太陽の東側の2056黒点群でM5.2の中規模フレアが発生しました。 フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 昨日から2056黒点群はやや活動的な様子を見せていましたが、 大きめのフレアをひとつ発生させました。 SOHO衛星LASCO C3の写真では、CMEの噴出は特に見られません。 その後、太陽は静かになっていて、フレアの発生はありません。 しかし、東側には黒点群がいくつも現れているので、 フレアはこの後も発生しそうです。 太陽風は、速度350km/秒と低速の風が安定して続いています。 昨日から強まっていた磁場強度は、 そのまま8nT前後の値を保っています。 磁場の南北成分も南寄りの傾向が続いていて、 -5nT前後から、一時的に-10nTに達する 大きな南向きも発生しています。 このため、磁気圏の活動も長い時間続いていて、 AE指数は、500〜800nTと活発な変化が続き、 太陽風の磁場が南向きに強まった頃には、 1400nTに達する大きな変化も記録されています。 極域ではにぎやかなオーロラが観測されたと思います。 残念ながら、南極の昭和基地は天候が悪化していて、 全天カメラには雪が載ってる様です。 そして、曇り空の向こうでオーロラが明るく光っていました。 太陽風磁場の強まりも、そろそろ終わりに向かうと思います。 明日には通常のレベルに下がっているかもしれません。 太陽の東側の黒点群たち。SDO衛星。 (c) SDO (NASA) 2056黒点群で発生したM5.2フレア。SDO衛星AIA131による。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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