宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:03)
昨日、M5.3の中規模フレアが、一昨日もM1.0の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 9 --- ---
5/ 8 18:56 M5.3
18:15 C2.5
10:22 C3.0
04:12 C3.9
00:50 M1.2
5/ 7 21:20 C2.7
15:18 C3.6
07:45 C6.2
06:18 M1.0
02:07 C3.0

黒点  5/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2049 6 β ---
2050 1 α ---
2052 2 β ---
2053 3 β ---
2054 1 α ---
2055 4 β ---
2056 15 βγδ M5
2057 1 α ---
2058 1 α C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 383 +3.9
-2 h 363 -6.8
-4 h 362 -5.5
-6 h 361 -5.6
-8 h 369 +2.0
-10 h 350 -5.7
-12 h 356 -3.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -104 -/ -
-2 h -110 -/ -
-4 h -115 -/ -
-6 h -123 -/ -
-8 h -137 -/ -
-10 h -150 -/ -
-12 h -166 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^0
5/ 9 0.7 2x10^1
5/ 8 0.8 4x10^1
5/ 7 0.3 3x10^1
5/ 6 0.3 2x10^1
5/ 5 0.3 7x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 5/ 4 12:26 太陽風磁場が南向きに振れ続け、磁気圏の活動が高まっています。
2014/ 5/ 5 09:28 太陽風磁場の南向きは終わり、磁気圏は穏やかになっています。
2014/ 5/ 6 10:32 太陽風の磁場が再び強まりました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 5/ 7 11:36 太陽の東端から黒点が多く現れています。太陽風は低速で穏やかです。
2014/ 5/ 8 12:43 太陽風は低速ですが、磁場の強まりが到来して南向きに振れています。
最新のニュース

2014/ 5/ 9 10:03 更新
M5.2のフレアが発生しました。太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動も高まっています。

担当 篠原

昨夜、8日19時(世界時8日10時)に、
太陽の東側の2056黒点群でM5.2の中規模フレアが発生しました。
フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
昨日から2056黒点群はやや活動的な様子を見せていましたが、
大きめのフレアをひとつ発生させました。

SOHO衛星LASCO C3の写真では、CMEの噴出は特に見られません。

その後、太陽は静かになっていて、フレアの発生はありません。
しかし、東側には黒点群がいくつも現れているので、
フレアはこの後も発生しそうです。


太陽風は、速度350km/秒と低速の風が安定して続いています。
昨日から強まっていた磁場強度は、
そのまま8nT前後の値を保っています。

磁場の南北成分も南寄りの傾向が続いていて、
-5nT前後から、一時的に-10nTに達する
大きな南向きも発生しています。

このため、磁気圏の活動も長い時間続いていて、
AE指数は、500〜800nTと活発な変化が続き、
太陽風の磁場が南向きに強まった頃には、
1400nTに達する大きな変化も記録されています。

極域ではにぎやかなオーロラが観測されたと思います。
残念ながら、南極の昭和基地は天候が悪化していて、
全天カメラには雪が載ってる様です。
そして、曇り空の向こうでオーロラが明るく光っていました。

太陽風磁場の強まりも、そろそろ終わりに向かうと思います。
明日には通常のレベルに下がっているかもしれません。




太陽の東側の黒点群たち。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)


2056黒点群で発生したM5.2フレア。SDO衛星AIA131による。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。