宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 5/ 8 12:43 更新 太陽風は低速ですが、磁場の強まりが到来して南向きに振れています。 担当 篠原 深夜の8日1時(世界時7日16時)に、 太陽の西に沈んだ2051黒点群でM1.2の中規模フレアが発生しました。 太陽の端の向こう側で起きた現象なので、 実際の規模はこれよりも大きかった可能性があります。 SOHO衛星LASCOカメラによると、CMEも発生していますが、 横方向の噴出なので地球への影響はありません。 太陽の東からは、昨日顔を出していた2057黒点群に続いて、 南半球側からも新しい黒点が現れています。 北半球側の黒点の拡大写真を掲載します。 これらの黒点群の中では、2056群が一番活動的な様で、 今朝、8日10時半(世界時8日1時半)にC3.0の小規模フレアを起こし、 この他にも小さい活動を時々起こしています。 太陽風は、340km/秒へ更に速度を下げ、低速の状態が続いています。 磁場強度も4〜5nTで安定していましたが、 今朝、8日7時(世界時7日22時)頃に弱い太陽風の乱れが到来した様で、 磁場強度は8nTへやや高まっています。 これに伴って、磁場の南北成分が南向きに強まっています。 現在は-5nTを推移していて、磁気圏の活動も少し高まっています。 AE指数のグラフでは、400nTの小規模の変化が発生しています。 太陽風の速度が遅いため、 磁気圏の活動が特に激しくなることはなさそうですが、 磁場の強まりが通過するのにも時間がかかることになるので、 南向きの状態がしばらく続くかもしれません。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールがちょうど中央線の所に見えています。 この暗い部分から速度の高い太陽風が吹き出していると考えられますが、 高い緯度に広がっているので、影響が地球へやってくるかどうか、 明日以降の太陽風の変化に注目して下さい。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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