宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 4/30 13:17 更新 太陽風磁場が強まり、南向きに振れて磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 今朝、30日5時(世界時29日20時)頃から、 太陽風の磁場強度が9nTに急に強まっています。 一方、速度には大きな変化はなく、 280km/秒から310km/秒へゆっくりと変化した程度で、 低速の状態は続いています。 CMEによる太陽風の弱い乱れが流れてきたのではないかと思います。 速度の大きさから考えると、4〜5日前くらいの現象でしょうか。 乱れの到来以降、 磁場の南北成分は-9nTくらいまで南向きに大きく振れています。 このため、磁気圏へエネルギーが流れ込みやすくなり、 磁気圏の活動が高まっています。 AE指数のグラフは、 後半から500〜600nTと中規模の変化が続いています。 この高まりに対応する、南極・昭和基地のオーロラの活動を 全天カメラの動画で紹介します。 6秒間隔の撮影なので、オーロラの動きがより滑らかに見えます。 ただ、今日の全天カメラは画面の半分に霜が残っていて、 空の半分はぼやけて見えています。 京都大学のDst指数の速報値も、-50nT程度の変化になっています。 弱い磁気嵐に発達しています。 今後、太陽風磁場の乱れがいつまで続くかですが、 太陽風の速度が遅いので、乱れの通過にはより時間がかかります。 引き続き、太陽風や磁気圏の様子に注目して下さい。 放射線帯の高エネルギー電子は、 昨日以降も低下の傾向は続いていましたが、 今朝の磁気圏の乱れの影響で、更に大きく下がっています。 高まっていた状態は終わりました。 太陽は、Bクラスの小さいフレアが発生した程度で、穏やかです。 2049黒点群と2047群は、昨日よりも少し大きくなっている様ですが、 特に活動が高まっている様子はありません。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影された世界時30日0時半頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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