宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
また、X1.3の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/26 09:07 C1.6
07:17 C1.9
4/25 20:55 C3.3
09:16 X1.3
05:58 C2.3
4/24 19:03 C2.9
08:11 C3.3

黒点  4/26 (NOAA)
磁場 フレア
2038 3 β C2
2042 2 β ---
2044 6 β C3
2045 8 β C2
2046 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 380 -2.5
-2 h 396 -2.9
-4 h 391 -2.8
-6 h 398 -2.2
-8 h 402 -3.0
-10 h 403 -2.8
-12 h 398 -1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -24 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
4/26 0.3 4x10^3
4/25 0.5 1x10^3
4/24 0.4 2x10^2
4/23 0.4 6x10^1
4/22 0.6 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 4/21 12:03 太陽風の乱れが到来して、速度は700km/秒に達しました。磁気圏の活動も高まっています。
2014/ 4/22 13:22 太陽風は500km/秒の高速状態が続いています。Cクラスのフレアが発生しています。
2014/ 4/23 11:49 太陽風は平均的な速度に戻っています。Cクラスのフレアが続いています。
2014/ 4/24 12:29 太陽風の磁場が南寄りに振れ、磁気圏の活動がやや活発になっています。
2014/ 4/25 13:50 太陽でX1.3の大規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。
最新のニュース

2014/ 4/26 12:32 更新
太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

昨日のX1.3大規模フレアの後、フレアの発生した領域で、
ループ状のプロミネンス(ポストフレアループ)の変化が
長い時間見られました。
その様子を、SDO衛星AIA304の動画で紹介します。
細い筋がいくつも重なる様に現れて消えていきます。

この様子を、私も連絡をいただいて、
16時(日本時間)頃に慌ててHα望遠鏡で見ることができました。
動画の様に激しく動く姿ではありませんが、
太陽の端に赤く光る細い筋がいくつもループを作っていたり、
その一部がちぎれた様に宙に浮かんで見えたり、
とてもきれいでした。

ところで、NOAA/SWPCの報告では、
X1.3フレアの発生領域が2035黒点群に修正されています。
太陽の端での発生だったので、確定に時間がかかった様です。

2035群も2046群も西の端に没して、
その後は、2038群や2045群で
C1の小さいフレアが数回起きている程度です。


太陽風は、400km/秒と平均的な速度に下がっています。
磁場強度は3〜4nTとやや弱めです。

磁場の南北成分は、
-3nTと強くはありませんがずっと南を向いています。
このため、磁気圏ではAE指数300〜500nTと
小規模の変化が続いています。


X1.3フレアに伴って発生したCMEは、
その後のSOHO衛星LASCO C3の写真を見ると、
ガスの色が急に薄くなっていて、
それほど激しい噴き出しではなかった様です。
地球の方向にもあまり向かっていない印象で、
太陽風はこのまま穏やかに推移しそうです。



X1.3フレアの後に太陽の端で見られたループ状のプロミネンス。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


X1.3のフレアに伴って発生したCMEのその後の様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。