宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 4/26 12:32 更新 太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風は平均的な速度です。 担当 篠原 昨日のX1.3大規模フレアの後、フレアの発生した領域で、 ループ状のプロミネンス(ポストフレアループ)の変化が 長い時間見られました。 その様子を、SDO衛星AIA304の動画で紹介します。 細い筋がいくつも重なる様に現れて消えていきます。 この様子を、私も連絡をいただいて、 16時(日本時間)頃に慌ててHα望遠鏡で見ることができました。 動画の様に激しく動く姿ではありませんが、 太陽の端に赤く光る細い筋がいくつもループを作っていたり、 その一部がちぎれた様に宙に浮かんで見えたり、 とてもきれいでした。 ところで、NOAA/SWPCの報告では、 X1.3フレアの発生領域が2035黒点群に修正されています。 太陽の端での発生だったので、確定に時間がかかった様です。 2035群も2046群も西の端に没して、 その後は、2038群や2045群で C1の小さいフレアが数回起きている程度です。 太陽風は、400km/秒と平均的な速度に下がっています。 磁場強度は3〜4nTとやや弱めです。 磁場の南北成分は、 -3nTと強くはありませんがずっと南を向いています。 このため、磁気圏ではAE指数300〜500nTと 小規模の変化が続いています。 X1.3フレアに伴って発生したCMEは、 その後のSOHO衛星LASCO C3の写真を見ると、 ガスの色が急に薄くなっていて、 それほど激しい噴き出しではなかった様です。 地球の方向にもあまり向かっていない印象で、 太陽風はこのまま穏やかに推移しそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) X1.3のフレアに伴って発生したCMEのその後の様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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