宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 4/25 13:50 更新 太陽でX1.3の大規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。 担当 篠原 今朝、25日9時半(世界時25日0時半)に、 太陽の西の端近くの2046黒点群で、 X1.3の大規模フレアが発生しました。 Xクラスのフレアの発生は、3月29日のX1.0以来で、 およそ1ヶ月ぶりのことです。 フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 右端が急激に明るく輝き、 その後にできるガスの明るいループが印象的です。 2046黒点群の様子を拡大写真で紹介します。 西に沈んでいった2035黒点群の左隣りに発生した黒点群です。 大きな活動を起こしたものの、これからすぐに沈んでいきます。 X1.3フレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星のLASCOカメラでは、 太陽の右に向かって激しくガスが噴き出しています。 まだ起きたばかりなので、詳しくは分かりませんが、 横へ飛び出しているので、 地球への影響は小さいか、ほとんど見られないでしょう。 太陽では、この領域以外に特に活動は見られず、 これから穏やかな状態になりそうです。 太陽風は、速度が少し高まって、 460km/秒とやや高速になっています。 磁場強度は5nT前後と平均的な値です。 磁場の南北成分は南寄りで推移していて、 この影響で、磁気圏の活動はやや高まっています。 AE指数のグラフは、500nTを超えるくらいの中規模の変動が 繰り返し発生しています。 太陽にはコロナホールはなく、 太陽風も基本的には穏やかに推移するでしょう。 磁場の振れ方によっては、現状の様な磁気圏の活動も発生します。 西の端の2046黒点群で発生したX1.3の大規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の西の端の2046黒点群。SDO衛星の可視光写真。 (c) SDO (NASA) X1.3のフレアに伴って発生したCME。西へ横方向に噴き出しています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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