宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 4/21 12:03 更新 太陽風の乱れが到来して、速度は700km/秒に達しました。磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨夜、20日19時班(世界時20日10時半)に、 ACE衛星で太陽風の乱れが観測されました。 磁場強度は5nTから15〜20nTに強まり、 速度も500km/秒から700km/秒に高まりました。 18日のM7フレアに伴って発生したCMEの乱れが 到来したと考えられ、ほぼ2日で地球までやって来ました。 磁気圏への影響度に関係する、太陽風磁場の南北成分は、 北向きに振れている時間が多く、 時々、南に向いている程度です。 このため、磁気圏の活動は特に激しくはならず、 AE指数のグラフは、中盤以降変動が続いていますが、 規模としては中程度に留まっています。 その中の、世界時20日18時頃のオーロラの様子を、 南極、昭和基地の全天カメラの写真で紹介します。 6秒間隔で撮影されているので、 かなり滑らかにオーロラの動きが見えています。 薄曇りで、空の状態が良くないのが残念です。 現在の太陽風は、 磁場強度は10nTを割って、 通常のレベルに戻りつつありますが、 速度は600km/秒と高い状態が続いています。 今後、速度も次第に低下すると思われますが、 それまでは、磁場が南寄りに振れれば、 磁気圏活動の高まりも発生するでしょう。 太陽は、西の端に沈んでいった2033黒点群で、 C6.4やC3.9など大きめのCクラスフレアが発生しました。 残っている2034、2035、2036群でも、 C1やC2の小さいフレアが5回程度発生していて、 GOES衛星のX線写真では、 あちこちでフレアの小さい輝きが起きています。 激しくはないものの、 太陽ではある程度の活動は続いています。 可視光写真では、2035群の上に新しく黒点が現れています。 にぎやかだったこれらの黒点たちも、 西の端にだいぶ近づいてきました。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の西の端に近づいて来た2036黒点群たち。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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