宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/17 09:01 C2.5
04:41 M1.0
4/16 21:38 C7.5
17:34 C5.3
17:10 C4.5
16:08 C3.0
14:01 C2.9
12:03 C4.1
10:52 C3.0
10:07 C1.9
02:43 C7.3
4/15 21:33 C3.6
18:42 C4.4
18:15 C8.6
15:31 C3.6
12:09 C4.3

黒点  4/17 (NOAA)
磁場 フレア
2032 1 α ---
2033 2 α ---
2034 19 β C5
2035 45 βγ M1
2036 22 βγ C4
2037 27 βγ C3
2038 4 β ---
2039 2 β ---
2040 7 β ---
2041 4 β ---
2042 2 β C4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 352 +0.8
-2 h 347 -4.7
-4 h 319 -1.2
-6 h 313 -1.4
-8 h 301 -0.0
-10 h 295 -1.8
-12 h 296 -1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -11 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
4/17 0.3 1x10^3
4/16 0.4 6x10^2
4/15 0.4 3x10^2
4/14 0.4 1x10^2
4/13 0.3 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 4/12 13:02 太陽風磁場が強まって南向きに大きく振れ、磁気圏の活動も強まっています。
2014/ 4/13 11:09 太陽風磁場の強まりは続いています。中規模の磁気嵐が発生しました。
2014/ 4/14 12:12 太陽風の磁場強度は弱まり、穏やかな状態に戻っています。新しい黒点群が出現しました。
2014/ 4/15 10:50 2036黒点群の活動が活発になり、Cクラスフレアを頻繁に起こしています。
2014/ 4/16 12:20 2036黒点群の発達が目立っています。太陽ではCクラスのフレアが活発に起きています。
最新のニュース

2014/ 4/17 12:12 更新
太陽ではCクラスのフレアが活発に発生しています。太陽風は低速で穏やかです。

担当 篠原

太陽が黒点でにぎわっています。
中央部には、2034、2035、2036、2037群と
大型の黒点群が並び
(SDO衛星の可視光写真で拡大します)、
東の端からは新しく2042群も現れています。
小さい黒点も合わせると、11個の黒点群が発生しています。

フレアの発生も続いていて、
中央の2035群では、M1.0の中規模フレアを最大に、
C7.5、C5.2などCクラスのフレアを5回ほど起こしています。
また、右上すぐの2034群では、C4.5、C2.9、
新しく現れた2042群ではC4.1、C2.8など、
GOES衛星のX線グラフは活発に変化しています。

活動的な状況はこの後も続きそうです。
Mクラスを含めてフレアの発生に注目して下さい。


太陽風は、速度が320km/秒から350km/秒へ
少しだけ上がっていますが、低速の状態は続いています。

一方、磁場強度は、今朝までは5nTで安定していましたが、
その後8nTくらいに少し強まっています。
27日周期の図を参考にすると、
太陽風磁場のセクターの切り替わりにかかっている様です。

磁場の南北成分は、0nTから比較的南寄りに変化しています。
このため磁気圏では小規模の活動が発生している様です。
AE指数のグラフは、
データエラーのために全体が太くなっていますが、
所々に小さい変化が記録されています。


27日周期の図の前周期を見ると、
太陽風磁場のセクターが切り替わると(3月22日)、
速度に小さい高まりが発生していました。
今回はどうなるでしょうか。
この後の太陽風の変化に注目して下さい。



太陽の中心部の2034、2035、2036、2037黒点群。SDO衛星による。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。