宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:07)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/18 01:23 C2.4
4/17 20:37 C3.9
14:58 C1.8
09:01 C2.5
04:41 M1.0
4/16 21:38 C7.5
17:34 C5.3
17:10 C4.5
16:08 C3.0
14:01 C2.9
12:03 C4.1
10:52 C3.0
10:07 C1.9
02:43 C7.3

黒点  4/18 (NOAA)
磁場 フレア
2032 1 α ---
2033 1 α ---
2034 40 β C5
2035 40 βγ M1
2036 34 βγ ---
2037 24 βγ C3
2038 6 β ---
2039 5 β ---
2040 14 β ---
2041 5 β ---
2042 4 β C4
2043 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:47 388 +7.4
-2 h 381 +2.4
-4 h 384 +3.6
-6 h 409 +7.2
-8 h 388 -0.0
-10 h 394 -0.5
-12 h 387 -4.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 0 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^1
4/18 0.3 1x10^2
4/17 0.3 1x10^3
4/16 0.4 6x10^2
4/15 0.4 3x10^2
4/14 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 4/13 11:09 太陽風磁場の強まりは続いています。中規模の磁気嵐が発生しました。
2014/ 4/14 12:12 太陽風の磁場強度は弱まり、穏やかな状態に戻っています。新しい黒点群が出現しました。
2014/ 4/15 10:50 2036黒点群の活動が活発になり、Cクラスフレアを頻繁に起こしています。
2014/ 4/16 12:20 2036黒点群の発達が目立っています。太陽ではCクラスのフレアが活発に起きています。
2014/ 4/17 12:12 太陽ではCクラスのフレアが活発に発生しています。太陽風は低速で穏やかです。
最新のニュース

2014/ 4/18 11:07 更新
フレアの発生は弱まっています。太陽風は400km/秒に上がっています。

担当 篠原

太陽の中心部には4つの大きい黒点群が見えています。
その2034、2035、2036、2037黒点群の様子を、
SDO衛星可視光写真の拡大写真で紹介します。
昨日と同じ大きさで切り出したので、変化を比較して下さい。

すると、2034群と2035群は黒点が増えている一方、
2036群はやや小さくなっている様です。

フレアの発生も、2036群が多く、
C1〜2の小さいフレアを4回ほど起こしてますが、
全体としてフレアの発生頻度は下がっています。

そして、太陽の東端の向こう側から
活動的な領域が近づいている様です。
GOES衛星のX線写真では明るい輝きが見え始めています。
どの様な領域が姿を現すか、注目して下さい。


太陽風は、昨日の午後、17日15時(世界時17日6時)くらいに、
速度が400km/秒に上がり、以降、この状態で安定しています。
注目していた太陽風速度の高まりが
1日ほど早まって回帰してきた様です。

磁場強度も8〜10nTと少し強まった状態が続いています。

磁気圏の活動度は、AE指数のグラフが太くなったままで
読み取りにくいのですが、
所々に小規模の変化が発生しています。

太陽風の磁場がやや強まっていて、
速度も平均レベルに上がっているので、
磁場が南向きに振れると、ある程度活発な変化が起きそうです。


太陽風速度の高まりは、
27日前の前周期は500km/秒台まで高まりました。
今回は今のところ400km/秒程度ですが、
もうしばらく変化に注目して下さい。

2日くらいで速度の高まりが通過した後は、
穏やかな太陽風に戻りそうです。




新学期が始まって2週間が経ちました。
今年は1年生の担任を持っていることもあって、
まだばたばたと走り回っている感じです。
窓の外の桜の木は、すっかり新緑に変わっています。



太陽の中心部の2034、2035、2036、2037黒点群。SDO衛星による。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。