宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 4/12 13:02 更新 太陽風磁場が強まって南向きに大きく振れ、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 昨日午後より、太陽風の磁場強度が強まり始め、 今朝くらいに10nTに達しています。 磁場の南北成分は、 昨夜、11日19時(世界時11日10時)くらいから南向きに振れ、 以降次第に強まって、現在は-10nT近くまで達しています。 一方、太陽風の速度は低下していて、 現在は350km/秒と低速風になっています。 今回の変化は、コロナホールの影響ではなく、 太陽で発生したフィラメント噴出などにより、 磁場のかたまりが流てきたためではないかと思います。 しかし、SOHO衛星やSTEREO衛星のコロナグラフの、 どの現象に関係するのかは分かりませんでした。 太陽風の磁場が南向きに大きく振れているため、 磁気圏の活動も強まっています。 AE指数のグラフは、昨夜以降変化が大きくなり、 500nTを超える状態が数時間続いています。 京都大学WDCのDst指数も-70nTの変化をしていて、 中規模の磁気嵐になっています。 太陽風の変化の様子から、 磁場の乱れは最大に達している様に思います。 今後、磁場の強まりは、 次第に下がってくるのではないでしょうか。 その一方、コロナホールに関係する高速の太陽風が 到来するかどうかにも注目して下さい。 太陽では、東端から新しい黒点が現れ、 2035黒点群と番号が付けられています。 昨夜、11日20時(世界時11日11時)にC9.4、 11日23時(世界時11日14時)にC5.3と、 大きめのCクラスフレアを2回起こしています。 その後は落ち着いていますが、しばらく注目して下さい。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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