宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2014/ 4/11 12:48 更新 太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア、ムルマンスクの福島さんより、 4月6日に撮影されたオーロラの写真が届きました。 ムルマンスク州では、空の明るい時間がどんどん長くなっていて、 オーロラの観望できる時間帯は、23〜5時になっているそうです。 1枚目の写真は、 アパチット市から西へ10km程離れたエコストロフスキィ海峡で、 現地午前3時頃に、 同市在住のジガーロフ・ヴァレンチン氏により撮影されたものです。 とても華やかな色のオーロラが空をおおっています。 2枚目はオレネゴルスク市で、 同市在住のバタヴィン・ヴィクトル氏により撮影されました。 乳緑色に強く輝くオーロラが夜空を分けています。 福島さんによると、 ムルマンスクでは4月に入ったのに時々吹雪いていて、 春はまだ遠そうだとのことです。 次第に観測時間の短くなる中で撮影された貴重なオーロラの姿を ありがとうございます。 オーロラの見事さに目を奪われるのはもちろんですが、 まだ寒そうな、地上の雪景色も印象的です。 太陽風は、400km/秒前後と平均的な速度が続いています。 磁場強度も4〜5nTで安定していて、太陽風は穏やかです。 コロナホールによる太陽風の乱れは来ていませんが、 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは太陽の西半球側に半分ほど進んだくらいで、 影響の到来はこれからかもしれません。 引き続き、ACE衛星の太陽風データに注目して下さい。 磁気圏の活動は静穏で、AE指数はほとんど変化していません。 太陽風磁場の南北成分は北寄りに推移しています。 太陽は、東の端から活動的な領域が近づいています。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 可視光写真では、黒点がぎりぎりで顔を出しています。 今後はこちら側の活動になるので、 活動が強まれば影響も大きくなるでしょう。 (c) 福島留美氏、ジガーノフ・ヴァレンチン氏 ムルマンスク州オレネゴルスク市で4月6日に現れたオーロラ。 (c) 福島留美氏、バタヴィン・ヴィクトル氏 SDO衛星AIA131による、太陽東端の活動の様子。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |