宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 4/ 6 13:25 更新 太陽風の弱い乱れが到来しています。磁気圏は比較的穏やかです。 担当 篠原 昨夜から、太陽風の乱れが到来している様です。 5日19時(世界時5日10時)に、 速度が450km/秒から500km/秒に少し上がり、 磁場強度も10nT近くに強まっています。 このあたりから太陽風の変化が始まったようで、 速度はその後は次第に下がっていますが、 プラズマの密度は10個/cm^3未満から40個/cm^3に増加し (現在は下がっています)、 磁場強度も20nT近くまで高まっています。 全体としてあまりはっきりしない変化で、 CMEの乱れは地球方向にはあまり向いていなかった様です。 太陽風の磁場は強まっていますが、 今のところ南北成分は0nTから北寄りに振れています。 このため、磁気圏の活動は小規模に留まり、 AE指数は300〜700nTの中小規模の変化くらいです。 しかし、磁場強度が高いまま南北成分が反転すると、 南向きに大きく振れるため、 磁気圏の活動を一段強める可能性があります。 磁場が強まっている間は、注意が必要です。 太陽は、中央の2026黒点群でC1.6、C1.9, 西の2021群でC1.0と小さいフレアが発生した程度です。 2026群の黒点は少なくなっていて、 縮小の傾向にあるようです。 SOHO衛星LASCO C3によると、 太陽の南東(左下)へCMEが噴き出しています。 これは、STEREO衛星によると太陽の裏側の現象です。 STEREO Behind衛星は太陽のほとんど反対側に位置しています。 EUVI 195の動画を見ると、 太陽の右下でフィラメント噴出が発生しています。 これが地球側から見た左下へのCMEの噴出に繋がった様です。 この様な3次元的な分析ができるのも、 様々な太陽観測衛星が活躍しているお陰です。 今日は鹿児島高専の入学式です。 約200名の新入生が学校にやって来ました。 春休みで静まりかえっていた校舎が少しにぎやかになりました。 ぎりぎり残った桜の花が、新一年生を迎えています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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