宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:06)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 2 10:15 C1.7
07:21 C2.5
05:29 C2.9
04:30 C2.7
4/ 1 09:31 C3.3
3/31 23:08 C3.6
16:56 M1.4
16:19 C3.0
13:00 C3.3
07:08 C2.9
06:04 C7.6

黒点  4/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2017 2 α C8
2021 18 βγ ---
2022 1 α C3
2026 28 βγ C4
2027 1 α C3
2028 3 β ---
2029 1 α C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 429 +3.1
-2 h 435 +3.8
-4 h 436 +0.9
-6 h 449 +0.2
-8 h 429 +2.9
-10 h 433 -0.0
-12 h 434 -3.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^0
4/ 2 0.3 2x10^1
4/ 1 0.3 4x10^1
3/31 0.7 4x10^1
3/30 3.2 2x10^2
3/29 0.6 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 3/28 10:41 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動がやや高まりました。
2014/ 3/29 16:48 M2の中規模フレアが2回発生しました。磁気圏はやや活動的です。
2014/ 3/30 10:42 2017黒点群でX1.0の大規模フレアが発生しました。
2014/ 3/31 12:50 M2.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度で、磁気圏も穏やかです。
2014/ 4/ 1 13:30 M1.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態が続いています。
最新のニュース

2014/ 4/ 2 12:06 更新
太陽風は平均的な状態です。宇宙天気ニュースのアクセス状況を報告します。

担当 篠原

宇宙天気ニュースの最近のアクセス状況をまとめましたので、
久しぶりに報告します。

1枚目の図は、最新記事への一日あたりのアクセス件数の推移です
(過去記事や情報BOXの件数は除いています)。
この図は対数グラフなので、縦軸の数値に注意して下さい。

前回報告した2012年前半は、1日に1万件に達していましたが、
その後少し減って、最近は1日に6,000〜8,000件で推移しています。
時々大きく増えているのは、大きいフレアなどが発生した時です。
昨年の最高値は5月14日の27,222件ですが、
この時はX3.2の大規模フレアが発生しました。

この結果、累積の件数は2枚目の図の様に変化しています。
2011年から傾きが急になり、2013年1月24日に1,000万件を越え、
今年の3月末時点では、1,339万件に達しています。

この変化を年毎に分けると、3枚目の棒グラフになります。
太陽活動が高まり始めた2010年から棒が伸び始め、
2012年には360万件を記録しました。
昨年は一段下がって283万件でしたが、
今年は4分の1が終わったところで73万件と、
昨年と同程度の伸びとなっています。

宇宙天気ニュースをお読みいただいてありがとうございます。
引き続きのんびりと更新を続けていきたいと思っています。



太陽の東端に、2028、2029と2つの黒点群が新しく現れています。
フレアの発生は、2022群、2026群、2027群などで
C1〜3の小さいフレアが8回ほど起きていますが、
特に活発という印象はありません。

一方、SDO衛星AIA304によると、
昨夜、1日23時(世界時1日14時)頃にフィラメント噴出が発生した様です。
動画を掲載しますが、
黒いガスが噴き上がっている様子が微かに見えています。

SOHO衛星LASCO C3カメラでも、CMEの噴出が淡く見えています。
弱い現象ですが、地球方向に向かっている可能性があり、
磁場の強まりが運ばれてくると、
磁気圏活動を強めるなどの影響が見られるかもしれません。
到来は、4日後の5〜6日頃の可能性があります。


太陽風は、速度が400km/秒から420km/秒と
平均的な値で推移しています。
磁場強度も5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は北寄りになっていて、
磁気圏は概ね静穏です。
AE指数のグラフには300nTの小さい変化が見られますが、
これは太陽風磁場が一時的に南寄りになったことと対応しています。

SDO衛星AIA193の太陽写真にはコロナホールは特になく、
突発性の擾乱を除けば、穏やかな太陽風が続きそうです。



最新記事ページの1日あたりアクセス件数の推移。
(c) 宇宙天気ニュース


最新記事ページの累積アクセス件数の推移。
(c) 宇宙天気ニュース


年毎のアクセス件数の変化。
(c) 宇宙天気ニュース


SDO衛星AIA304による、フィラメント噴出の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3による、弱いCMEの噴出。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。