宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:59)
今日、C5.3の小規模フレアが発生しました。
また、M6.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 3 03:15 C5.3
4/ 2 22:07 M6.5
15:21 C3.3
14:56 C3.5
10:15 C1.7
07:21 C2.5
05:29 C2.9
04:30 C2.7
4/ 1 09:31 C3.3

黒点  4/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2021 12 βγ ---
2022 1 α C3
2026 24 βγ C4
2027 1 α M7
2028 3 β ---
2029 8 β C3
2030 7 β C5

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 397 +1.5
-2 h 398 +0.5
-4 h 388 +2.5
-6 h 388 +1.6
-8 h 390 +1.2
-10 h 402 -0.3
-12 h 400 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -8 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
4/ 3 0.3 2x10^1
4/ 2 0.3 2x10^1
4/ 1 0.3 4x10^1
3/31 0.7 4x10^1
3/30 3.2 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 3/29 16:48 M2の中規模フレアが2回発生しました。磁気圏はやや活動的です。
2014/ 3/30 10:42 2017黒点群でX1.0の大規模フレアが発生しました。
2014/ 3/31 12:50 M2.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度で、磁気圏も穏やかです。
2014/ 4/ 1 13:30 M1.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態が続いています。
2014/ 4/ 2 12:06 太陽風は平均的な状態です。宇宙天気ニュースのアクセス状況を報告します。
最新のニュース

2014/ 4/ 3 11:59 更新
M6.5の中規模フレアが発生し、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

昨夜、2日22時半(世界時2日13時半)に、
太陽の北東(左上)の2027黒点群でM6.5の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
左側の2030黒点群の小さい活動が目立っていますが、
急に2027黒点群で激しい輝きが発生します。

GOES衛星のX線強度のグラフでは、
長い時間増加するタイプのフレアでした。
この時には、CMEを伴っていることがよくあるのですが、
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽から左上を中心に広くガスが噴き出す様子が撮影されています。

太陽の右下に向かうガスも見られることから、
CMEは地球の方向にも噴出している可能性があります。
到来は2〜3日後と考えると、明日、4日の夜から明後日にかけて
太陽風の乱れが到来するかもしれません。
オーロラ活動の強まりも期待できます。


太陽では、この他にも、2026群でC3.5、C3.2、
新しい2030群でC5.3などのフレアも起きています。
太陽の東側で活動が高まっているので、
今後はより地球へ影響が及びやすくなります。


太陽風は、430km/秒から400km/秒へ速度が少し下がっています。
磁場強度も、5nTから4nTに下がり気味ですが、
どちらも平均的な状態です。

磁場の南北成分は北寄りの傾向が続き、
磁気圏は概ね静穏です。

CMEの到来が予想されますが、
それまでは、穏やかな太陽風が続きそうです。



SDO衛星AIA131による、M6.5フレアの様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M6.5フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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