宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 3/30 10:42 更新 2017黒点群でX1.0の大規模フレアが発生しました。 担当 篠原 昨日、中規模フレアの発生で注目していた2017黒点群で、 深夜、30日2時半(世界時29日17時半)に X1.0の大規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131と193による動画を掲載します。 太陽の中央右上で明るい輝きが発生しています。 AIA193の写真(茶色)では、 ガスの噴き出しが広がっている様子も見えます。 SOHO衛星LASCO C3の動画は、 フレア発生直後の写真がないため、 発生タイミングが分かりにくいのですが、 右上に噴き上がっているCMEは、 X1.0に伴って発生したと思われます。 噴出の中心は右上に向かっていますが、 太陽全体を包むように淡く広がるガスも かすかに見えています。 このため、CMEは地球方向にもある程度向かっている可能性があります。 その場合、明日、明後日くらいに太陽風の乱れが到来するかもしれません。 太陽風は、400〜450km/秒とやや高めの状態が続いています。 磁場強度は、5nTから3nTに一段下がっています。 磁場の南北成分は、北向きか、0nT付近で変化していて、 磁気圏への影響は小さくなっています。 AE指数のグラフは後半はほとんど変化していません。 SDO衛星AIA193の太陽写真には、 コロナホールは特に見られません。 CMEによる突発性の乱れを除くと、 穏やかな太陽風が続きそうです。 2017黒点群で発生した、X1.0の大規模フレア。SDO衛星AIA131、193。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C3によるCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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