宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:42)
今日、X1.0の大規模フレアが発生しました。
また、M2.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/30 02:35 X1.0
3/29 23:26 C3.3
10:54 C2.5
08:19 M2.6
04:03 M2.0
02:54 C2.3
3/28 05:19 C4.8

黒点  3/30 (NOAA)
磁場 フレア
2010 3 β C5
2014 13 βγ ---
2017 11 βγδ X1
2018 4 β ---
2021 12 βγ ---
2022 1 α ---
2023 7 β C1
2024 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 436 +0.3
-2 h 442 -1.2
-4 h 430 -0.8
-6 h 434 +3.2
-8 h 430 +3.6
-10 h 432 +3.7
-12 h 424 +2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -16 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.7 1x10^2
3/30 3.2 2x10^2
3/29 0.6 5x10^1
3/28 0.4 1x10^1
3/27 0.4 7x10^0
3/26 1.1 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 3/25 14:43 太陽風の速度は下がり、やや低速です。フレアも少なくなっています。
2014/ 3/26 12:45 今朝、太陽風の乱れが到来しました。活発なオーロラも発生しています。
2014/ 3/27 12:12 太陽風は平均的な速度に下がっています。太陽は穏やかです。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2014/ 3/28 10:41 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動がやや高まりました。
2014/ 3/29 16:48 M2の中規模フレアが2回発生しました。磁気圏はやや活動的です。
最新のニュース

2014/ 3/30 10:42 更新
2017黒点群でX1.0の大規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日、中規模フレアの発生で注目していた2017黒点群で、
深夜、30日2時半(世界時29日17時半)に
X1.0の大規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA131と193による動画を掲載します。
太陽の中央右上で明るい輝きが発生しています。
AIA193の写真(茶色)では、
ガスの噴き出しが広がっている様子も見えます。

SOHO衛星LASCO C3の動画は、
フレア発生直後の写真がないため、
発生タイミングが分かりにくいのですが、
右上に噴き上がっているCMEは、
X1.0に伴って発生したと思われます。

噴出の中心は右上に向かっていますが、
太陽全体を包むように淡く広がるガスも
かすかに見えています。
このため、CMEは地球方向にもある程度向かっている可能性があります。
その場合、明日、明後日くらいに太陽風の乱れが到来するかもしれません。


太陽風は、400〜450km/秒とやや高めの状態が続いています。
磁場強度は、5nTから3nTに一段下がっています。

磁場の南北成分は、北向きか、0nT付近で変化していて、
磁気圏への影響は小さくなっています。
AE指数のグラフは後半はほとんど変化していません。

SDO衛星AIA193の太陽写真には、
コロナホールは特に見られません。
CMEによる突発性の乱れを除くと、
穏やかな太陽風が続きそうです。




2017黒点群で発生した、X1.0の大規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3によるCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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