宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:03)
昨日、M1.1の中規模フレアが、一昨日もX4.9の大規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/27 --- ---
2/26 23:45 M1.1
12:37 C3.0
2/25 23:53 C5.7
15:16 C4.5
13:26 C5.1
09:39 X4.9
06:23 C5.1
00:38 C2.4

黒点  2/27 (NOAA)
磁場 フレア
1981 13 β ---
1982 33 βγ M1
1984 8 β C2
1986 13 β C6
1987 14 β ---
1989 2 β C5
1990 3 βδ X5
1991 4 β ---
1992 3 β ---
1993 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 356 -1.8
-2 h 353 -0.1
-4 h 354 +1.9
-6 h 362 +3.9
-8 h 364 -0.3
-10 h 367 +0.4
-12 h 368 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 24 2x10^2
2/27 25 4x10^2
2/26 24 3x10^2
2/25 12 2x10^2
2/24 0 2x10^3
2/23 0 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/22 13:23 太陽風はやや高速です。ムルマンスクのオーロラ写真をどうぞ。
2014/ 2/23 13:16 太陽風は高速になっています。太陽の東端の向こう側でフレアが発生しています。
2014/ 2/24 12:32 太陽風は500km/秒と高速です。太陽の東端で中規模フレアが発生しました。
2014/ 2/25 13:02 太陽の東端でX4.9の大規模フレアが発生しました。
2014/ 2/26 12:19 X4.9フレアのCMEにより、明日くらいに太陽風の乱れが到来する可能性があります。
最新のニュース

2014/ 2/27 12:03 更新
太陽風の乱れはまだ到来せず、太陽風は低速です。太陽面に黒点が多く現れています。

担当 篠原

SDO衛星によるX4.9フレアの詳細な動画が続々と公開されています。
 SDO Gallery
 NASA
 Goddard Space Flight Center
昨日の組み合わせ動画とは違い、
同じカメラで動画を作っているので、
フレアの様子をとてもきれいに見ることができます。
ぜひご覧下さい。


このフレアによる太陽風の乱れが
地球に近づいていると予想されていますが、
まだ太陽風は穏やかです。
現在の速度は360km/秒と低速で、
磁場強度も5nTと平均的な状態です。

フレアの発生から2日ほど経過したところで、
これから明日にかけて、太陽風の乱れが到来すると思われます。
CMEの噴出の方向から考えると、
地球にやって来るのは端の部分になりますが、
どの程度の乱れがやって来るのか、引き続き注目して下さい。

ただ、到来が遅れるほど、
速度などの乱れの規模は小さくなるでしょう。


現在の磁気圏は静穏です。
AE指数はほとんど変化していません。


太陽の活動は、深夜、27日0時(世界時26日51時)に、
太陽の西の1982黒点群で発生したM1.1の中規模フレアと、
C1〜3の小規模のフレアが4回起きた程度で、
Xフレアを起こした1990黒点群は、以降は静かになっています。

一方、黒点が太陽のあちこちに発生して、
黒点群の数は10を越えている様です。
太陽面はなかなかにぎやかです。


太陽放射線(非常に高速の陽子)は、
昨日より20程度に高まった状態で安定しています。



SDO衛星による可視光写真。黒点が多くあちこちに見えています。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。