宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
昨日、C1.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/22 --- ---
2/21 20:03 C1.9
2/20 16:25 M3.0
12:18 C3.3
08:43 C4.7

黒点  2/22 (NOAA)
磁場 フレア
1976 1 α M3
1977 5 β ---
1981 19 β ---
1982 38 βγ C5
1984 2 β ---
1985 2 β ---
1986 4 β ---
1987 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 436 -1.5
-2 h 468 -2.1
-4 h 462 -4.0
-6 h 473 -4.4
-8 h 456 -1.9
-10 h 463 -2.4
-12 h 471 -2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
2/22 0.4 8x10^3
2/21 3.2 2x10^3
2/20 22.3 6x10^1
2/19 2.5 6x10^1
2/18 0.9 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/17 13:22 1977黒点群でフレアが発生しています。太陽風の変化は終わりつつあります。
2014/ 2/18 15:07 太陽でCMEが発生し、地球へ向かっている様です。太陽風は平均的な状態です。
2014/ 2/19 12:36 太陽風の乱れが到来して、磁場が南向きに振れています。オーロラの活動が高まりそうです。
2014/ 2/20 12:20 太陽風の次の擾乱が到来しました。再び磁気圏活動が強まりそうです。ロフォーテン諸島のオーロラをどうぞ。
2014/ 2/21 13:12 太陽風の乱れは終わりつつあります。アメリカとニュージーランドのオーロラ写真をどうぞ。
最新のニュース

2014/ 2/22 13:23 更新
太陽風はやや高速です。ムルマンスクのオーロラ写真をどうぞ。

担当 篠原

ムルマンスクの福島さんより、
2月20、21日に現れたオーロラの写真をいただきました。
まさに、ソチ五輪フィギュア女子FPの中継を横目で見ながらの撮影だった様です。

1枚目は、ムルマンスクの隣のセヴェロモルスク市で
ミロセルドフ・アルチョム氏により撮影されたオーロラです。
雪景色の空をオーロラの光が埋め尽くしています。
写真を横切るピンク色の光は何か分からないそうです。

2枚目は、クラースヌィフ・チムール氏による、
ムルマンスク市で撮影したオーロラです。
分厚い雲の晴れ間に、濃いオーロラの光が現れています。

2月のムルマンスクは、
気温がぐっと下がって好天に恵まれることが多いそうですが、
今年は曇天が続いているそうです。
今年のロフォーテン諸島は暖冬だという
一昨日の高坂さんの情報と繋がっているのかもしれませんね。

五輪の夜のすてきなオーロラ写真をどうもありがとうございます。



太陽風は、昨日のニュースの後に540km/秒くらいに少し高まり、
その後ゆっくりと下がって、
今日に入った頃から450km/秒とやや高速の風になっています。
磁場強度は、6nTと平均的な状態で安定しています。

磁場の南北成分は、-2nT程度と振れ幅は小さいですが、
ずっと南を向いています。
速度が高まっていることもあって、
磁気圏ではある程度の規模の活動が続いています。
AE指数では、500nT前後の中規模の変化がほぼ1日にわたって続いています。
激しくはなかったかもしれませんが、
極域ではにぎやかなオーロラが見られたかもしれません。

太陽風は少しずつ落ち着いてきています。
今日いっぱいくらいで速度も通常のレベルに下がるのではないでしょうか。


太陽は、1981、1982黒点群が中央に達して目立っています。
しかし、フレアの発生は特になく、活動度は高くない様です。

むしろ東の端や西の端で小さいフレアが度々発生しています。
特に、東端の向こう側に活動的な領域がある様で、
フレアを起こして、CMEを噴出させています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載します。

これは、1月の終わりから2月の初めにかけて大きな姿を見せていた、
1967黒点群が裏側を回って、再びこちら側に近づいている様です。
明後日くらいに姿を現すかもしれません。



ミロセルドフ・アルチョム氏により、ムルマンスクの隣のセヴェロモルスク市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、ミロセルドフ・アルチョム氏


クラースヌィフ・チムール氏により、ムルマンスク市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、クラースヌィフ・チムール氏


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の東側で噴出するCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。