宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 2/21 13:12 更新 太陽風の乱れは終わりつつあります。アメリカとニュージーランドのオーロラ写真をどうぞ。 担当 篠原 大関翔輝さんより、 アメリカ合衆国ノースダコタ州グランドフォークスで、 現地18日23時半(世界時19日5時半)に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 一昨日のニュースを書いた直後くらいのオーロラです。 ノースダコタ州は、アメリカ中北部のカナダに接するところで、 オーロラ帯よりも南に離れた地域です。 また、米戸 実さんより、 ニュージーランド・クィーンズタウンで撮影された 真っ赤なオーロラ写真をいただきました。 撮影は現地20日23時半です。 どちらも緯度の低めの地域の撮影で、 太陽風磁場の南向きが強まったために、 オーロラの活動する領域が普段よりも広がっていたのでしょう。 撮影日はずれていますが、 雪景色の北半球ノースダコタと夏本番のニュージーランドと、 南北両半球のオーロラそろい踏みとなりました。 素晴らしいタイミングでありがとうございました。 もうひとつ、ノルウェー・スバールバル島の 全天カメラのオーロラ動画も掲載します。 こちらは世界時20日22時のオーロラです。 天気がやや悪いのですが、 雲のすき間からオーロラのにぎやかな輝きが現れています。 太陽風は、昨日のニュースの後、 速度は700km/秒に高まり、磁場強度は15nTに強まりました。 磁場の南北成分は大きく南に振れ、 -10nTの強い南向きが9時間にわたって続いています。 このため、磁気圏の活動も高まり、 AE指数は1000nTを越える活発な変化を記録しています。 太陽風の乱れは、昨日の深夜くらいから徐々に弱まっていますが、 現在も速度は500km/秒と高速状態です。 磁場強度は5nTと平均的な値に戻っています。 磁気圏の活動は次第に落ち着いて、 現在は300nTの小規模の変化が起きている程度です。 太陽は西の端の1976黒点群でM3.0の中規模フレアが発生しました。 また、東の1982群でもC3.3の小規模フレアが発生しています。 (c) 大関翔輝氏 ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地20日23時半に撮影されたオーロラ。 (c) 米戸 実氏 ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。世界時20日22時。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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