宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:12)
昨日、M3.0の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/21 --- ---
2/20 16:25 M3.0
12:18 C3.3
08:43 C4.7
2/19 19:11 C2.5
16:18 C2.0
11:39 C2.2
11:16 C2.1
10:45 C3.0

黒点  2/21 (NOAA)
磁場 フレア
1976 3 α M3
1977 7 β ---
1981 20 β ---
1982 35 βγ C5
1984 2 β ---
1985 1 α ---
1986 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 525 -1.5
-2 h 493 +0.5
-4 h 512 -0.8
-6 h 514 -0.6
-8 h 529 +1.7
-10 h 546 -2.6
-12 h 563 -2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -56 -/ -
-2 h -55 -/ -
-4 h -41 -/ -
-6 h -44 -/ -
-8 h -46 -/ -
-10 h -45 -/ -
-12 h -43 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^2
2/21 3.2 3x10^2
2/20 22.3 6x10^1
2/19 2.5 6x10^1
2/18 0.9 2x10^1
2/17 0.3 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/16 11:42 太陽風の乱れが昨夜到来しました。一時的に磁気圏の活動も高まっています。
2014/ 2/17 13:22 1977黒点群でフレアが発生しています。太陽風の変化は終わりつつあります。
2014/ 2/18 15:07 太陽でCMEが発生し、地球へ向かっている様です。太陽風は平均的な状態です。
2014/ 2/19 12:36 太陽風の乱れが到来して、磁場が南向きに振れています。オーロラの活動が高まりそうです。
2014/ 2/20 12:20 太陽風の次の擾乱が到来しました。再び磁気圏活動が強まりそうです。ロフォーテン諸島のオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 2/21 13:12 更新
太陽風の乱れは終わりつつあります。アメリカとニュージーランドのオーロラ写真をどうぞ。

担当 篠原

大関翔輝さんより、
アメリカ合衆国ノースダコタ州グランドフォークスで、
現地18日23時半(世界時19日5時半)に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
一昨日のニュースを書いた直後くらいのオーロラです。
ノースダコタ州は、アメリカ中北部のカナダに接するところで、
オーロラ帯よりも南に離れた地域です。

また、米戸 実さんより、
ニュージーランド・クィーンズタウンで撮影された
真っ赤なオーロラ写真をいただきました。
撮影は現地20日23時半です。

どちらも緯度の低めの地域の撮影で、
太陽風磁場の南向きが強まったために、
オーロラの活動する領域が普段よりも広がっていたのでしょう。

撮影日はずれていますが、
雪景色の北半球ノースダコタと夏本番のニュージーランドと、
南北両半球のオーロラそろい踏みとなりました。
素晴らしいタイミングでありがとうございました。

もうひとつ、ノルウェー・スバールバル島の
全天カメラのオーロラ動画も掲載します。
こちらは世界時20日22時のオーロラです。
天気がやや悪いのですが、
雲のすき間からオーロラのにぎやかな輝きが現れています。


太陽風は、昨日のニュースの後、
速度は700km/秒に高まり、磁場強度は15nTに強まりました。
磁場の南北成分は大きく南に振れ、
-10nTの強い南向きが9時間にわたって続いています。

このため、磁気圏の活動も高まり、
AE指数は1000nTを越える活発な変化を記録しています。

太陽風の乱れは、昨日の深夜くらいから徐々に弱まっていますが、
現在も速度は500km/秒と高速状態です。
磁場強度は5nTと平均的な値に戻っています。

磁気圏の活動は次第に落ち着いて、
現在は300nTの小規模の変化が起きている程度です。


太陽は西の端の1976黒点群でM3.0の中規模フレアが発生しました。
また、東の1982群でもC3.3の小規模フレアが発生しています。



大関翔輝氏により、アメリカ合衆国ノースダコタ州グランドフォークスで現地18日深夜に撮影されたオーロラ
(c) 大関翔輝氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地20日23時半に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。世界時20日22時。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。