宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:20)
今日、C4.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/20 08:43 C4.7
2/19 19:11 C2.5
16:18 C2.0
11:39 C2.2
11:16 C2.1
10:45 C3.0
2/18 18:49 C3.3
10:26 C4.7
00:28 C2.4

黒点  2/20 (NOAA)
磁場 フレア
1976 5 α C5
1977 18 β C2
1981 13 β ---
1982 20 βγ C5
1984 4 β ---
1985 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 516 -0.5
-2 h 519 -1.5
-4 h 519 -0.3
-6 h 496 +3.7
-8 h 493 +6.8
-10 h 463 +11.1
-12 h 508 +9.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.3 2x10^1
2/20 3.5 4x10^1
2/19 2.5 6x10^1
2/18 0.9 2x10^1
2/17 0.3 2x10^1
2/16 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/15 13:41 太陽風は低速の状態が続いています。1974群のフレアも続いています。
2014/ 2/16 11:42 太陽風の乱れが昨夜到来しました。一時的に磁気圏の活動も高まっています。
2014/ 2/17 13:22 1977黒点群でフレアが発生しています。太陽風の変化は終わりつつあります。
2014/ 2/18 15:07 太陽でCMEが発生し、地球へ向かっている様です。太陽風は平均的な状態です。
2014/ 2/19 12:36 太陽風の乱れが到来して、磁場が南向きに振れています。オーロラの活動が高まりそうです。
最新のニュース

2014/ 2/20 12:20 更新
太陽風の次の擾乱が到来しました。再び磁気圏活動が強まりそうです。ロフォーテン諸島のオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダの高坂さんより、
今回はノルウェー北部のロフォーテン諸島・オーという村で撮影された
オーロラの写真をいただきました。
現在、現地に滞在中だそうで、
撮影は18日から19日にかけての夜とのことです。
昨日のニュースの前後に発生していたオーロラの写真です。

ロフォーテンでは、3日にわたって雨と曇りだったのが、
この夜から晴れ間が広がって来たそうです。
ちょうどよいタイミングで太陽風磁場が南向きに強まり、
活発なオーロラが発生したのでしょう。

ロフォーテン諸島は地形が特徴的で、
この写真でも村の背後に切り立った山が迫っています。
そこに被さるようにオーロラの輝きが広がっています。

今年のロフォーテンは暖冬だそうで、雪がとても少なく、
現在の気温は零下になっていないそうです。

太陽風の乱れによるオーロラの強まりに注目していた時の
素晴らしい写真をどうもありがとうございます。


太陽風磁場の南向きの強まりは、
昨日の夕方、19日17時(世界時19日8時)頃まで続きました。
その後しばらく0nT付近で変化して、
以降、北寄りに傾向が変わっています。

このため、磁気圏の活動も活発から静穏に変わっています。
AE指数のグラフは、前半は1000nTから最大で1500nTを越える様な
激しい変化をしていましたが、
後半は、スイッチが切れたように変化がなくなっています。
(実際、南向き磁場というスイッチが切れた訳です)


現在の太陽風は、速度は500km/秒と高速状態で、
磁場強度は10nTからゆっくりと5nTへ下がっていました。

しかし、ちょうど今、新たな擾乱が到達したようで、
速度は650km/秒に高まり、磁場強度も再び10nTに強まっています。
18日に発生したCMEによる乱れが到来したのかもしれません。

擾乱の到来と共に、太陽風磁場の南北成分は、
南向きに切り替わって、-5〜-10nTの範囲で変化しています。
このまま強い南向きが続くと、速度も一段と高まっていることもあり、
再び激しいオーロラの活動が始まるでしょう。
今後のACE衛星の太陽風データや、ライブカメラに注目して下さい。


太陽は、東の1982黒点群でC4.6の小規模フレアと、
その他にC1〜2の小さいフレアが数回発生しています。
ある程度の活動は続いています。



高坂雄一さんにより、18〜19日にノルウェーのロフォーテン諸島で撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


高坂雄一さんにより、18〜19日にノルウェーのロフォーテン諸島で撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


高坂雄一さんにより、18〜19日にノルウェーのロフォーテン諸島で撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。