宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:42)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
また、M2.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/16 11:05 C2.4
2/15 14:48 C2.2
12:09 C2.3
02:18 C6.6
01:33 M1.0
2/14 22:21 M1.1
21:29 M1.6
19:36 C7.2
19:04 C2.6
17:59 C2.2
16:27 C3.3
15:26 C3.8
13:13 C6.6
12:30 C5.6
11:26 M2.3
06:28 C2.7
04:36 C6.6
00:46 M1.4

黒点  2/16 (NOAA)
磁場 フレア
1973 1 α C2
1974 47 βγδ M2
1976 6 β ---
1977 30 βγ ---
1980 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:37 415 +8.8
-2 h 422 -1.8
-4 h 427 -2.0
-6 h 434 +1.4
-8 h 421 +4.4
-10 h 434 +8.6
-12 h 442 +8.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -15 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h 11 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
2/16 0.4 1x10^3
2/15 0.5 1x10^3
2/14 0.4 2x10^3
2/13 0.3 2x10^3
2/12 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/11 12:06 500km/秒の高速風が続いています。太陽は比較的穏やかです。
2014/ 2/12 12:26 太陽中心の1974黒点群が発達しています。太陽風はやや高速です。
2014/ 2/13 13:31 1974黒点群で中規模フレアが続いています。CMEも発生しています。
2014/ 2/14 11:24 1974黒点群でフレアが続いています。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2014/ 2/15 13:41 太陽風は低速の状態が続いています。1974群のフレアも続いています。
最新のニュース

2014/ 2/16 11:42 更新
太陽風の乱れが昨夜到来しました。一時的に磁気圏の活動も高まっています。

担当 篠原

昨夜、太陽風の乱れが到来しました。
ACE衛星の観測では、15日21時半(世界時15日12時半)に、
速度は380km/秒から450km/秒へ、
磁場強度は5nTから15nTへ、
それぞれ急激に高まる変化が発生しています。

およそ1時間後の、15日22時20分(世界時15日13時20分)頃に
地上でも変動が観測されました。
茨城県柿岡の気象庁地磁気観測所の地磁気データでは、
20nT程度の磁場の急な強まりが観測されています。
これは、地球の磁気圏が急に圧縮されたために起きた変化です。


磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、
衝撃波の到来以降北向きに振れ、
次第に強まって、2時間後には+10nTに達しました。

このため、磁気圏活動は衝撃波到来直後は特に高まらず、
AE指数は最初に300nT程度の小さい変化が起きましたが、
以降は変化のない状態が続きました。

その後、太陽風磁場の北向きは少しずつ弱まり、
今朝、16日7時(世界時15日22時)頃からは南向きに切り替わって、
最大で-13nTに達する大きな変化になりました。

磁気圏もこれに反応して、
AE指数のグラフは、16日9時(世界時16日0時)頃に、
1000nTに達する大きな変化を起こしています。


しかし、太陽風磁場の南北成分は2時間ほどで再び北向きに転じ、
現在は+10nTと北向きに強まっています。

このため、磁気圏の活動はここまでで終わって、
現在は再び静かになっています。


現在の太陽風は、磁場強度は13nTに強まったままですが、
速度は400km/秒へ少し下がっています。
太陽風の乱れは、次第に収まっていくでしょう。


太陽は、1974黒点群の活動が落ち着いてきて、
C1〜2の小さいフレアが発生した程度です。

可視光の拡大写真を掲載しますが、
黒点も少なくなってきて、規模の縮小が感じられます。

1977群とともに、小さな変化は頻繁に起きているので、
この後も、ある程度大きいフレアを起こすかもしれません。



茨城県柿岡の地磁気観測所で観測された、太陽風の急な強まりによる磁場変化。
(c) 気象庁地磁気観測所


1974黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。