宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 2/16 11:42 更新 太陽風の乱れが昨夜到来しました。一時的に磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨夜、太陽風の乱れが到来しました。 ACE衛星の観測では、15日21時半(世界時15日12時半)に、 速度は380km/秒から450km/秒へ、 磁場強度は5nTから15nTへ、 それぞれ急激に高まる変化が発生しています。 およそ1時間後の、15日22時20分(世界時15日13時20分)頃に 地上でも変動が観測されました。 茨城県柿岡の気象庁地磁気観測所の地磁気データでは、 20nT程度の磁場の急な強まりが観測されています。 これは、地球の磁気圏が急に圧縮されたために起きた変化です。 磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、 衝撃波の到来以降北向きに振れ、 次第に強まって、2時間後には+10nTに達しました。 このため、磁気圏活動は衝撃波到来直後は特に高まらず、 AE指数は最初に300nT程度の小さい変化が起きましたが、 以降は変化のない状態が続きました。 その後、太陽風磁場の北向きは少しずつ弱まり、 今朝、16日7時(世界時15日22時)頃からは南向きに切り替わって、 最大で-13nTに達する大きな変化になりました。 磁気圏もこれに反応して、 AE指数のグラフは、16日9時(世界時16日0時)頃に、 1000nTに達する大きな変化を起こしています。 しかし、太陽風磁場の南北成分は2時間ほどで再び北向きに転じ、 現在は+10nTと北向きに強まっています。 このため、磁気圏の活動はここまでで終わって、 現在は再び静かになっています。 現在の太陽風は、磁場強度は13nTに強まったままですが、 速度は400km/秒へ少し下がっています。 太陽風の乱れは、次第に収まっていくでしょう。 太陽は、1974黒点群の活動が落ち着いてきて、 C1〜2の小さいフレアが発生した程度です。 可視光の拡大写真を掲載しますが、 黒点も少なくなってきて、規模の縮小が感じられます。 1977群とともに、小さな変化は頻繁に起きているので、 この後も、ある程度大きいフレアを起こすかもしれません。 (c) 気象庁地磁気観測所 1974黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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