宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:28)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/10 08:13 C5.2
05:15 C3.4
00:36 M1.0
2/ 9 15:18 C2.3
14:11 C2.4
11:52 C2.6
03:24 C8.6
2/ 8 21:26 C3.2
09:26 C2.5

黒点  2/10 (NOAA)
磁場 フレア
1967 9 βγδ C9
1968 16 βγ C3
1971 12 β ---
1973 13 β ---
1974 34 βγ C2
1975 17 βγ C2
1976 9 βγ C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 462 -3.5
-2 h 456 -2.5
-4 h 463 -2.4
-6 h 458 -2.6
-8 h 453 -3.6
-10 h 442 -4.3
-12 h 420 -3.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -32 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -32 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -38 -/ -
-10 h -36 -/ -
-12 h -33 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
2/10 0.4 2x10^3
2/ 9 0.3 4x10^2
2/ 8 0.4 9x10^1
2/ 7 0.3 1x10^1
2/ 6 0.3 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/ 5 12:27 1967黒点群の活動は続いています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2014/ 2/ 6 10:03 1月の黒点数は82.0でした。太陽ではフレアが続いていますが、勢いは弱まりつつあります。
2014/ 2/ 7 12:02 1967黒点群の活動は弱まって来ました。太陽風は低速です。
2014/ 2/ 8 12:59 太陽風の擾乱が到来して、オーロラの活動がある程度強まっています。
2014/ 2/ 9 12:52 太陽風はやや高速の風が続いています。磁気圏の活動も高まっています。
最新のニュース

2014/ 2/10 12:28 更新
太陽の東端で中規模フレアが発生しました。磁気圏の活動度が高まっています。

担当 篠原

1967黒点群は、太陽の西の端に沈みかけていて、
掲載の可視光写真では、ぎりぎりに見えています。
1976群では、C3.4、C5.2の小規模フレアが発生しています。

一方、太陽の東端で、10日0時半(世界時9日15時半)に、
M1.0の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
この様子では、太陽の東端の向こう側で起きた様です。
可視光写真では東端近くに1976黒点群がありますが、
この向こうから新しく黒点群が現れるのかもしれません。

M1.0のフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載します。
太陽の左端から丸く膨らんでいく様子が良く見えています。
地球へ影響は及ばないでしょう。


太陽風は、昨日のニュースの後に、
速度が400km/秒に下がりました。
しかし、その後再び上昇して、
今日の未明からは480km/秒と再び高速の風になっています。
コロナホールと関係した変化かもしれません。

磁場の南北成分は、
グラフのほとんどの時間帯で南を向いています。
このため、磁気圏の活動度は高まり、
AE指数のグラフでは500nTから1200nTに達する活発な変化が
長時間にわたって発生しています。

極域ではにぎやかなオーロラの活動を
見ることができたのではないでしょうか。
極地研究所の全天カメラでは、天候が悪く、
雲越しのオーロラ写真になっていました。
ちょっと残念です。

太陽風磁場の南向きは現在も続いていて、
オーロラ活動の高まりも続きそうです。



太陽の東端で発生したM1.0のフレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M1.0のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。