宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 2/ 8 12:59 更新 太陽風の擾乱が到来して、オーロラの活動がある程度強まっています。 担当 篠原 1967黒点群は、次第に太陽の西の端に近づいてきました。 姿が見えるのもあと2日程度でしょう。 その1967黒点群では、昨日の午後、 7日14時(世界時7日5時)にM2.0の中規模フレアが発生しています。 この他にも、C3.1、C3.0の小規模フレアが起きていますが、 活動は次第に弱まっている印象です。 一方、北側の1968黒点群では、昨夜、 7日19時半(世界時7日10時半)にM1.9の中規模フレアが発生しています。 その他にC2.7、C2.5の小規模フレアも起こしていて、 1967群と同じくらいの活動度になっています。 太陽風は、深夜、8日1時半(世界時7日16時半)に擾乱が到来して、 速度は320km/秒から420km/秒へ、磁場強度は5nTから15nTへ、 急に強まる変化が発生しています。 STEREO衛星の動画によると、太陽で2月4日に発生したCMEの乱れが 地球に到来したのではないかと思います。 太陽風の速度は、現在も450km/秒とやや高速の状態で、 磁場強度も10nT前後に強まったままです。 CMEによる乱れは続いています。 これに、今後、コロナホールの乱れが重なるとすると、 太陽風の変動はこのまましばらく続くのかもしれません。 太陽風の乱れにより、磁気圏の活動もやや強まっています。 AE指数は、擾乱到来前も小規模の変化が見られていましたが、 図の後半からは、 500nTの中規模の変化が発生するようになっています。 極域では、美しいオーロラの輝きが発生している様で、 国立極地研究所による、ノルウェー・トロムソの全天カメラでは、 何度もオーロラの爆発が捉えられていました。 そのうち、世界時7日23時頃の動画を紹介します。 月明かりが邪魔をしていますが、 オーロラの細かく複雑な動きがよく見えています。 太陽風の強まりは続いているので、 今後もオーロラ活動の高まりに注目して下さい。 SDO衛星による1967黒点群の拡大写真。 (c) SDO (NASA) ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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