宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:59)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 8 09:26 C2.5
2/ 7 23:41 C3.1
19:25 M1.9
19:02 C3.1
17:53 C2.5
17:26 C2.7
13:46 M2.0
13:26 C6.0
12:09 C5.0
09:13 C4.3
07:40 M1.5
2/ 6 23:26 C4.0
20:45 C3.0
14:28 C3.0
13:13 C7.0
11:37 C3.4
09:16 C5.2
07:43 C3.2
04:52 C4.9
03:31 C8.7
01:11 M1.3
00:51 C3.0

黒点  2/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1967 52 βγδ M2
1968 56 βγ M2
1970 1 α ---
1971 19 β ---
1972 6 β C4
1973 11 β ---
1974 26 βγ ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 453 -1.9
-2 h 451 +6.5
-4 h 448 +8.1
-6 h 435 -5.4
-8 h 421 +1.1
-10 h 422 +3.2
-12 h 313 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^0
2/ 8 0.3 9x10^1
2/ 7 0.3 1x10^1
2/ 6 0.3 1x10^1
2/ 5 0.3 1x10^1
2/ 4 0.3 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/ 3 12:02 太陽風の小規模の変動が到来しました。太陽は中規模フレアが連続的に発生しています。
2014/ 2/ 4 13:36 1967黒点群の規模は大きく、Mクラスフレアも発生しています。
2014/ 2/ 5 12:27 1967黒点群の活動は続いています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2014/ 2/ 6 10:03 1月の黒点数は82.0でした。太陽ではフレアが続いていますが、勢いは弱まりつつあります。
2014/ 2/ 7 12:02 1967黒点群の活動は弱まって来ました。太陽風は低速です。
最新のニュース

2014/ 2/ 8 12:59 更新
太陽風の擾乱が到来して、オーロラの活動がある程度強まっています。

担当 篠原

1967黒点群は、次第に太陽の西の端に近づいてきました。
姿が見えるのもあと2日程度でしょう。

その1967黒点群では、昨日の午後、
7日14時(世界時7日5時)にM2.0の中規模フレアが発生しています。
この他にも、C3.1、C3.0の小規模フレアが起きていますが、
活動は次第に弱まっている印象です。

一方、北側の1968黒点群では、昨夜、
7日19時半(世界時7日10時半)にM1.9の中規模フレアが発生しています。
その他にC2.7、C2.5の小規模フレアも起こしていて、
1967群と同じくらいの活動度になっています。


太陽風は、深夜、8日1時半(世界時7日16時半)に擾乱が到来して、
速度は320km/秒から420km/秒へ、磁場強度は5nTから15nTへ、
急に強まる変化が発生しています。

STEREO衛星の動画によると、太陽で2月4日に発生したCMEの乱れが
地球に到来したのではないかと思います。

太陽風の速度は、現在も450km/秒とやや高速の状態で、
磁場強度も10nT前後に強まったままです。
CMEによる乱れは続いています。

これに、今後、コロナホールの乱れが重なるとすると、
太陽風の変動はこのまましばらく続くのかもしれません。


太陽風の乱れにより、磁気圏の活動もやや強まっています。
AE指数は、擾乱到来前も小規模の変化が見られていましたが、
図の後半からは、
500nTの中規模の変化が発生するようになっています。

極域では、美しいオーロラの輝きが発生している様で、
国立極地研究所による、ノルウェー・トロムソの全天カメラでは、
何度もオーロラの爆発が捉えられていました。
そのうち、世界時7日23時頃の動画を紹介します。
月明かりが邪魔をしていますが、
オーロラの細かく複雑な動きがよく見えています。

太陽風の強まりは続いているので、
今後もオーロラ活動の高まりに注目して下さい。




SDO衛星による1967黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)


ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。