宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:02)
今日、M3.1の中規模フレアが発生しました。
また、M4.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 3 11:01 C2.8
09:37 C3.7
07:27 C8.4
07:00 M1.3
06:24 M1.1
05:02 C4.6
03:06 M3.1
01:10 M1.0
2/ 2 23:33 C7.0
23:02 M1.3
20:45 C9.7
20:22 C3.6
18:23 M4.4
17:14 M2.2
16:17 C8.8
15:24 M2.6
15:01 C7.5
14:26 C5.0
13:58 C3.3
13:09 C3.3
11:35 C3.3
10:06 C6.5
07:54 C2.7
05:37 C3.4
00:58 C2.3
2/ 1 22:50 C3.9
21:29 C3.6
19:42 C3.5
16:14 M3.0
14:41 C5.5
10:13 M1.0
08:58 C6.3
06:26 C2.7
01:51 C4.1
00:31 M1.1

黒点  2/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1967 94 βγδ M4
1968 35 βγ M3
1970 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 417 -1.7
-2 h 440 +2.1
-4 h 381 -0.2
-6 h 379 +0.7
-8 h 378 -0.7
-10 h 391 +2.3
-12 h 380 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -8 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
2/ 3 0.2 3x10^1
2/ 2 0.3 4x10^1
2/ 1 0.4 5x10^1
1/31 0.4 5x10^1
1/30 0.3 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 1/29 12:47 1967黒点群でMクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速です。
2014/ 1/30 12:52 太陽ではCクラスのフレアが続いています。太陽風速度の高まりは終わりました。
2014/ 1/31 13:16 1967黒点群でM6.6の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
2014/ 2/ 1 13:15 1967、1968黒点群でフレアが続いています。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2014/ 2/ 2 13:28 1967黒点群は大きな姿を保っています。太陽風の乱れはまだ到来していません。
最新のニュース

2014/ 2/ 3 12:02 更新
太陽風の小規模の変動が到来しました。太陽は中規模フレアが連続的に発生しています。

担当 篠原

今朝、3日9時(世界時3日0時)に、
太陽風の乱れがようやく到来した様です。
ACEのデータに急な変化が発生しています。

しかし、変化の幅は小さく、速度は400km/秒から450km/秒に、
磁場強度は4nTから8nTに、
プラズマ密度も1個/cm^3から7個/cm^3に
それぞれ増加している程度です。

フレアの発生から3日半近くかかっての到来で、
CMEはそれほど激しい噴出ではなかった様です。

太陽風磁場の南北成分は北寄りに振れていて、
磁気圏への影響は小さいままです。
AE指数のグラフは、ほとんど変化していません。

太陽風の強まりは、到来から2時間ほどで元に戻りつつあります。
この後も乱れが続く可能性もありますが、
もし、このままであれば、
太陽風は平均的な状態が続きそうです。


1967黒点群は、いよいよ太陽の中心に到達しました。
今朝は、薄雲がちょうどよい濃さでかかっていて、
日食メガネを使わずに黒点を見つけることができました。
真ん中に大きい黒点の見える太陽を
周囲の風景と一緒に眺めるというのは、なかなかの光景でした。

その1967黒点群と、北側の1968黒点群で、
フレアの発生頻度が高まっています。

昨日の午後、2日15時(世界時2日6時)のM2.6を始まりとして、
M2.2、M4.4、M1.3、M1.0、M3.1、M1.3と、
Mクラスの中規模フレアが7回、
Cクラスのフレアも、C9.7、C8.4、C7.8、C7.5など、
大きい規模のものがいくつも発生しています。

活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
上側が1968群、下側が1967群ですが、
あちこちでフレアが発生しています。

GOES衛星のX線グラフでは、
今朝以降はやや落ち着いている印象ですが、
一休みして、再び活動度が高まることもよく見られるので、
引き続きフレアの発生に注意して下さい。




SDO衛星による1967黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)


1968黒点群(上)と1967黒点群(下)の周辺で活発に発生しているフレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。