宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2014/ 1/22 12:31 更新 太陽風の速度が500km/秒に上がり、高速太陽風が到来しています。 担当 篠原 今日未明、22日1時(世界時21日16時)頃から、 太陽風の速度がゆっくりと上昇を始めました。 今朝の段階で470km/秒とやや高速の風になり、 昼には500km/秒台に上がって、高速の風になっています。 今回は、コロナホールの影響が地球へ到来した様です。 磁場強度は、昨日の7nTから、 速度が上昇した頃に一時的に12nTに強まりましたが、 現在は再び7nTほどに戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、速度が高まるまでは南寄りでしたが、 その後は0nT付近で変化するようになっています。 このため、AE指数のグラフは、 速度が上がるまでは小規模の活動が続いていましたが、 高速風が始まった後半は、むしろ静かになっています。 この変化の最後の山にあたる、 世界時21日20時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラで紹介します。 高速太陽風は、27日前の前周期には見られなかったので、 継続時間などで前周期の変化を参考にすることができません。 コロナホールの規模から考えると、2日間くらいでしょうか。 この後も太陽風データの変化に注目して下さい。 太陽は、昨日、東の端から現れた黒点群に、 1963、1964群と番号が付きました。 今日は、さらにその向こうからも黒点が上がってきています。 フレアの発生は減って、 南西(右下)の1952黒点群でC2.9の小規模フレアが起きた程度です。 一方、太陽の東端では小さい活動が何度も起きていて、 ある程度のにぎやかさも続いています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |