宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 1/16 10:03 更新 高速風は終わり、太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は低下が続き、 現在は430km/秒と平均的な状態に戻りました。 太陽風の磁場強度は、2nTに弱まったままで安定しています。 今回の高速太陽風は、4日近く続きました。 27日周期で過去2周期の変化と比較すると(1枚目の図)、 高速風の到来は2日程度ずつ次第に遅れていました。 これは、1月7日のニュースで掲載したように、 北半球に広がるコロナホールの場所が、 次第に左側にずれていったことと関係しています。 また、速度の高まりも、 2周期前は550km/秒、1周期前は600km/秒、 そして、今回は850km/秒と次第に変化しています。 27日後の次の周期は、2月10日前後になりそうです。 その時のコロナホールの分布や、高速太陽風の変化などは、 今回ともまた異なっている可能性があります。 到来を楽しみに待ちましょう。 現在の磁気圏の活動は穏やかです。 AE指数のグラフには、目立った変化はありません。 高速太陽風が通り過ぎて、 これからしばらく穏やかになりそうです。 太陽では、特にフレアの発生はなく、 GOES衛星のX線のグラフは静かになっています。 太陽の東端から新しい黒点が顔を出しています。 どの程度の活動度を持った黒点群でしょうか。 (c) 太陽風データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる、27日毎のコロナホールの比較。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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