宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:58)
今日、M3.5の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/20 11:52 C2.3
08:05 M3.5
00:25 C2.2
12/19 00:06 C1.8
12/18 --- ---

黒点 12/20 (NOAA)
磁場 フレア
1917 2 β C2
1918 3 α ---
1920 2 β ---
1921 2 α C2
1928 24 βγ C2
1929 2 β ---
1930 10 β C2
1931 1 α C1
1932 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 372 -0.3
-2 h 364 -1.3
-4 h 361 -1.5
-6 h 364 -0.4
-8 h 367 -1.5
-10 h 376 -2.8
-12 h 379 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -16 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
12/20 0.2 4x10^1
12/19 0.3 8x10^1
12/18 0.4 5x10^1
12/17 0.5 5x10^1
12/16 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/15 13:23 太陽風は600km/秒の高速風になりました。
2013/12/16 12:20 高速の太陽風は終わりに近づいています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2013/12/17 14:02 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽はCクラスのフレアが起きています。
2013/12/18 12:30 太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。太陽も概ね穏やかです。
2013/12/19 13:18 太陽風は低速で安定しています。小規模の磁気圏活動は起きている様です。
最新のニュース

2013/12/20 12:58 更新
太陽風磁場が南向きに振れて、オーロラの活動が高まっています。M3.5のフレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風は、370km/秒とやや低速の状態が続いています。
磁場強度も5nTと平均的な値です。

太陽風は穏やかな風が続いていますが、
昨夜、18日20時(世界時18日11時)頃から、
太陽風)磁場の南北成分が、南向きに偏る変化が見られました。
以降、現在まで-4nT程度の南向きが頻繁に発生し、
磁気圏の活動度を高めています。

AE指数は300nTから500nTを少し越えるくらいの小規模の変化が
半日にわたって発生しています。
極域ではオーロラの活動も発生していて、
ノルウェーのトロムソの全天カメラの動画を掲載します。
満月に近い月のために、空や地上が明るく写っていますが、
その中を、空を横切るようにオーロラが輝いています。

磁場の南寄りの傾向が今後も続くならば、
引き続き極域のライブカメラに注目して下さい。
南寄りの傾向が終わってしまうと、
オーロラの活動も静かになってしまうでしょう。


太陽風は、引き続き速度の遅い、
穏やかな風が続くと思われますが、
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
太陽の北東(左上)にコロナホールが現れています。
この広がりは、前周期には見られなかったものです。
緯度が高めですが、
4〜5日後くらいに地球に影響が及ぶかもしれません。


太陽では、今朝、20日8時(世界時19日23時)に、
東端でM3.5の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
Mクラスフレアの発生は、12日前の12月7日(世界時)のM1.2以来です。

可視光写真では、この領域に黒点群が現れています。
今後の活動に注目してください。

太陽では、この他にもC1〜2の小さいフレアが7回ほど
あちこちの黒点群で発生しています。
黒点の数も増えていて、太陽ににぎやかさが少し戻っています。




ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星AIA131カメラによる、東端で発生したM3.5フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。