宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/12/20 12:58 更新 太陽風磁場が南向きに振れて、オーロラの活動が高まっています。M3.5のフレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風は、370km/秒とやや低速の状態が続いています。 磁場強度も5nTと平均的な値です。 太陽風は穏やかな風が続いていますが、 昨夜、18日20時(世界時18日11時)頃から、 太陽風)磁場の南北成分が、南向きに偏る変化が見られました。 以降、現在まで-4nT程度の南向きが頻繁に発生し、 磁気圏の活動度を高めています。 AE指数は300nTから500nTを少し越えるくらいの小規模の変化が 半日にわたって発生しています。 極域ではオーロラの活動も発生していて、 ノルウェーのトロムソの全天カメラの動画を掲載します。 満月に近い月のために、空や地上が明るく写っていますが、 その中を、空を横切るようにオーロラが輝いています。 磁場の南寄りの傾向が今後も続くならば、 引き続き極域のライブカメラに注目して下さい。 南寄りの傾向が終わってしまうと、 オーロラの活動も静かになってしまうでしょう。 太陽風は、引き続き速度の遅い、 穏やかな風が続くと思われますが、 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の北東(左上)にコロナホールが現れています。 この広がりは、前周期には見られなかったものです。 緯度が高めですが、 4〜5日後くらいに地球に影響が及ぶかもしれません。 太陽では、今朝、20日8時(世界時19日23時)に、 東端でM3.5の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 Mクラスフレアの発生は、12日前の12月7日(世界時)のM1.2以来です。 可視光写真では、この領域に黒点群が現れています。 今後の活動に注目してください。 太陽では、この他にもC1〜2の小さいフレアが7回ほど あちこちの黒点群で発生しています。 黒点の数も増えていて、太陽ににぎやかさが少し戻っています。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星AIA131カメラによる、東端で発生したM3.5フレア。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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