宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/12/16 12:20 更新 高速の太陽風は終わりに近づいています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島さんより、 14〜15日にかけて見られたオーロラの写真が届きました。 1枚目の空を南北に分断する乳緑色のオーロラは、 ムルマンスク上空に現れたもので、 グレック・ロマン氏の撮影です。 このオーロラは福島さんも見ていたそうですが、 11月末のオーロラよりも凄く、感動したとのことでした。 2枚目はムルマンスク州南部のカンダラクシャ市で、 ブリョスキン・オレグ氏による撮影です。 緑色から赤色にかけて、色のきれいなオーロラです。 どうもありがとうございます。 12月も半分を過ぎましたから、 今年最後のオーロラの便りになるかもしれません。 福島さんより、よいお年をお迎え下さいとのことでした。 太陽風は、昨日いっぱいは500km/秒台を保っていましたが、 今日に入るともう少し下がって、 450km/秒とやや高速くらいの風になっています。 磁場強度も5nTと平均的な値に下がっています。 太陽風の変動は終わりに近づいているようです。 磁気圏の活動も概ね静穏です。 AE指数は、200nT程度の小さい変化が時々起きている程度です。 太陽風が穏やかになるにつれて、 磁気圏もより静かになっていくでしょう。 太陽は、C1〜2の小さいフレアが3回発生した程度で、概ね静穏です。 黒点も、中心部から西側に見えているだけで、 全体としては寂しくなってきました。 STEREO Behind衛星によると、 東端の向こう側に活動的な領域があるようです。 この後、どの様な黒点群が顔を出すでしょうか。 14〜15日にかけてムルマンスク上空で見られたオーロラ。 (c) 福島留美氏、グレック・ロマン氏 14〜15日にかけてムルマンスク州南部のカンダラクシャ市上空に現れたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ブリョスキン・オレグ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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