宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/12/10 14:00 更新 11月の黒点数は77.6でした。太陽風は穏やかです。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 今月は紹介するのが遅れてしまいましたが、 SIDCによると、11月の太陽黒点相対数は77.6と、 10月よりは下がりましたが、 第24活動周期の中では高い値を保ちました。 今日の可視光写真でも、東の端から大きい黒点が現れたり、 黒点群番号が付くかどうか分かりませんが、 小さい黒点があちこちに出現したりしています。 黒点数が増加している状況は続いている様です。 その太陽では、C1〜2の小規模フレアが6回ほど発生しています。 1920、1921黒点群は現れたばかりですが、 GOES衛星のX線写真では、小さい活動を頻繁に起こしているようです。 今後どの様な活動をするのか、しばらく注目して下さい。 太陽風は、速度がゆっくりと下がり続け、 ちょうど400km/秒と平均的な状態に戻ったところです。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱めで安定しています。 磁場の南北成分は、振れ幅は小さいですが、 -2〜-3nTと南寄りに推移しています。 このため、AE指数は300〜500nTの小規模の変動が発生しています。 極域ではある程度にぎやかにオーロラが見られたのではないでしょうか。 これよりもう一日前、 昨日のニュースのオーロラと同じ夜にあたりますが、 カナダの高坂雄一さんより、 現地8日未明のイエローナイフのオーロラ写真をいただきました。 一昨日に紹介した写真と同じく、 テントの上に広がるオーロラの輝きが見事です。 その他にも多くの写真がこちらのページで紹介されています。 すごく楽しそうな光景です。 どうもありがとうございました。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球側にコロナホールが広がっています。 明日には太陽の中心線に達しそうです。 4日後くらいから、 この領域による太陽風の変化が始まるかもしれません。 太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース 高坂雄一さんにより12月8日未明にイエローナイフで撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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