宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/12/ 9 11:20 更新 太陽風磁場が強く南を向き、磁気圏の活動が高まりました。 担当 篠原 昨日のニュースの直後、太陽風磁場の南北成分は、 -20nTとかなり強い南向きに振れました。 いつものACE衛星のグラフでは既に見えなくなっているので、 12月8日のグラフを3枚目に掲載します。 速度も500km/秒と高速風になっていて、 磁気圏への影響が強まりました。 AE指数は1000nTの変化が発生し、 Dst指数もおよそ-70nTと中規模の磁気嵐になりました。 ノルウェーの北の北極海のスバールバル島で 撮影されたオーロラの様子を紹介します。 前半は空全体で緑色のオーロラが輝きますが、 後半に入ると赤い色のオーロラが目立つ様になります。 今日の動画はファイルサイズがやや大きく(32MB)、 画面に表示されるまでに普段よりも時間がかかると思います。 太陽風磁場の強い南向きは、8日12時(世界時8日3時)頃に終わり、 磁場の強まりもその後下がっていきました。 そして、8日16時半(世界時8日7時半)に、 太陽風の速度が500km/秒から600km/秒に 急に強まる変化がやって来ました。 600km/秒の高速風は、9日0時(世界時8日15時)頃まで続き、 以降、次第に下がって、現在は500km/秒です。 太陽風の高速状態は続いています。 今回の太陽風の変化は、 コロナホールとの関係に注目していましたが、 昨日の磁場強度の強まりは、5日の記事のフィラメント噴出、 600km/秒への速度の急な変化は、6日の記事のC6.7のフレア などが関係しているのかもしれません。 太陽風の高まりは、これから弱まっていくでしょう。 太陽は、C1〜2の小さいフレアが起きた程度で穏やかです。 東端から、1917、1918黒点群が現れていますが、 GOES衛星のX線カメラの様子では、 この向こうから更に黒点が現れるかもしれません。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) Dst指数(速報値)は、-70nT程度まで下がりました。Dst指数はマイナス方向に強まります。 (c) 京都大学WDC 12月8日に太陽風磁場が南向きに-20nTへ強まった様子。 (c) データ:ACE衛星。作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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