宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:39)
今日、C6.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 4 09:22 C6.9
12/ 3 --- ---
12/ 2 23:33 C2.5

黒点 12/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1908 5 β ---
1909 17 βγ ---
1911 2 α ---
1912 1 α C1
1913 9 β C7
1915 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 383 +2.1
-2 h 400 -1.6
-4 h 395 -2.4
-6 h 382 +0.0
-8 h 381 -1.6
-10 h 398 -3.9
-12 h 392 -4.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -24 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -30 -/ -
-8 h -33 -/ -
-10 h -34 -/ -
-12 h -36 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^1
12/ 4 0.3 7x10^1
12/ 3 0.3 3x10^1
12/ 2 0.3 3x10^1
12/ 1 0.3 4x10^1
11/30 0.4 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/29 10:30 アイソン彗星は今朝太陽に最接近しました。現在の太陽風はかなり低速です。
2013/11/30 09:32 太陽接近後のアイソン彗星をどうぞ。太陽風は低速ですが、磁気圏活動がやや高まりました。
2013/12/ 1 13:04 アイソン彗星は消えかけています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2013/12/ 2 12:05 太陽風は450km/秒とやや高速です。太陽も比較的穏やかです。
2013/12/ 3 12:59 太陽風は平均的な速さに戻りました。太陽も穏やかです。
最新のニュース

2013/12/ 4 12:39 更新
太陽風磁場が南向きに振れて、オーロラの活動が強まりました。

担当 篠原

太陽風は、速度は400km/秒と平均的な状態で安定していますが、
昨夕、3日16時(世界時3日7時)から、
磁場の南北成分が南向きの-5nTくらいに強まり、
以降、半日ほど南に振れた状態が続きました。

この影響で、磁気圏の活動も強まり、
AE指数は、3日18時(世界時3日9時)頃から、
500nT前後の中規模の活動が半日弱続きました。

この中で、変化が最も大きくなった、
世界時3日14時過ぎのオーロラの様子を、
ノルウェーのスバールバル島の全天カメラの動画で紹介します。

オーロラは、写真の下側を中心に活動しています。
オーロラの中心が、
ここよりも緯度の低い地域に広がっていたためです。
スバールバル島の南には、
トロムソの全天カメラがありますが、
こちらは曇っていて、
オーロラの様子を比べることはできませんでした。


現在の太陽風磁場の南北成分は、
0nT付近で変化するようになっていて、
まとまった南向きは終わっています。
このため、磁気圏の活動も弱まっていて、
AE指数はほとんど変化していません。

一方、今朝くらいから太陽風の磁場強度が再び強まり始め、
現在は10nT近くに上がっています。
この後の変化に繋がるのか注目して下さい。

SDO衛星AIA193では、
それほど大きくはありませんが、
太陽の中心部にコロナホールがはっきりと見えています。
2〜3日後くらいに太陽風の変動が到来しそうです。


太陽では、今朝、4日9時半(世界時4日0時半)に、
東の端でC6.8とやや大きい小規模フレアが発生しました。
活動を起こした領域はまだ見えていないようです。
この後、黒点群などが姿を現すかもしれません。

その他は、C1の小さいフレアが起きた程度で、穏やかです。



ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。