宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/12/ 4 12:39 更新 太陽風磁場が南向きに振れて、オーロラの活動が強まりました。 担当 篠原 太陽風は、速度は400km/秒と平均的な状態で安定していますが、 昨夕、3日16時(世界時3日7時)から、 磁場の南北成分が南向きの-5nTくらいに強まり、 以降、半日ほど南に振れた状態が続きました。 この影響で、磁気圏の活動も強まり、 AE指数は、3日18時(世界時3日9時)頃から、 500nT前後の中規模の活動が半日弱続きました。 この中で、変化が最も大きくなった、 世界時3日14時過ぎのオーロラの様子を、 ノルウェーのスバールバル島の全天カメラの動画で紹介します。 オーロラは、写真の下側を中心に活動しています。 オーロラの中心が、 ここよりも緯度の低い地域に広がっていたためです。 スバールバル島の南には、 トロムソの全天カメラがありますが、 こちらは曇っていて、 オーロラの様子を比べることはできませんでした。 現在の太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近で変化するようになっていて、 まとまった南向きは終わっています。 このため、磁気圏の活動も弱まっていて、 AE指数はほとんど変化していません。 一方、今朝くらいから太陽風の磁場強度が再び強まり始め、 現在は10nT近くに上がっています。 この後の変化に繋がるのか注目して下さい。 SDO衛星AIA193では、 それほど大きくはありませんが、 太陽の中心部にコロナホールがはっきりと見えています。 2〜3日後くらいに太陽風の変動が到来しそうです。 太陽では、今朝、4日9時半(世界時4日0時半)に、 東の端でC6.8とやや大きい小規模フレアが発生しました。 活動を起こした領域はまだ見えていないようです。 この後、黒点群などが姿を現すかもしれません。 その他は、C1の小さいフレアが起きた程度で、穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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