宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:30)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/29 --- ---
11/28 --- ---
11/27 --- ---

黒点 11/29 (NOAA)
磁場 フレア
1903 2 α ---
1907 25 βγ ---
1908 10 β C1
1909 9 β ---
1910 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 271 +0.6
-2 h 270 -1.0
-4 h 268 -2.2
-6 h 280 -2.7
-8 h 293 -2.1
-10 h 291 -1.0
-12 h 274 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -15 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
11/29 0.3 3x10^1
11/28 0.3 3x10^1
11/27 0.3 3x10^1
11/26 0.4 2x10^1
11/25 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/24 10:01 太陽でMクラスのフレアが2回発生し活動度が高まっています。太陽風は低速です。
2013/11/25 11:49 太陽はCクラスのフレアが続きましたが、今後は静かになりそうです。太陽風は低速です。
2013/11/26 13:12 アイソン彗星は太陽に向かっています。太陽のフレアは少なくなり、太陽風は低速で穏やかです。
2013/11/27 12:32 太陽、太陽風は穏やかです。アイソン彗星がSOHO衛星でも見えています。
2013/11/28 12:10 アイソン彗星の太陽最接近は明日の早朝です。太陽風、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2013/11/29 10:30 更新
アイソン彗星は今朝太陽に最接近しました。現在の太陽風はかなり低速です。

担当 篠原

注目のアイソン彗星が、今朝、太陽の近傍を通過しました。
SOHO衛星、STEREO Behind衛星、STEREO Ahead衛星、
それぞれの観測カメラが撮影した彗星の様子を、
動画にして掲載します。

3機の衛星の位置を、4枚目の図で紹介します。
SOHO衛星は地球から太陽に少し近づいた位置にあり、
STEREOはそれぞれ太陽の向こう側の左右にあります。
3つの方角から立体的に彗星の通過を見届けた事になり、
方向を考えながら動画を見ると、
彗星の軌道や尾の伸び方がより興味深く感じられます。

太陽を通過した後のアイソン彗星は、
SOHO衛星ではとても淡くなっていて心配でしたが、
STEREO Behindの最後の写真では明るく輝いて写っています。
この後どうなるのかは、しばらく様子を見る必要がありそうです。



一方、宇宙天気は今日も穏やかです。

太陽は、1907、1908、1909と3つの黒点群が並んでいますが、
1908群でC1の小さいフレアが2回発生した程度で、
活動は穏やかです。


太陽風は、速度が300km/秒から270km/秒へもう一段下がり、
かなり遅い風になっています。
磁場強度は5nTと平均的なレベルで安定しています。

磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。
ACEのグラフの後半は南寄りになっていて、
その頃に、AE指数で100〜200nT程度の小さい変化が発生しています。


SDO衛星AIA193には、特にコロナホールは見られず、
低速の穏やかな太陽風が続きそうです。



SOHO衛星LASCO C3、C2による、今朝のアイソン彗星の太陽最接近の様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Behind衛星CO2、COR1による、今朝のアイソン彗星の太陽最接近の様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星CO2、COR1による、今朝のアイソン彗星の太陽最接近の様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


現在の2機のSTEREO衛星の位置。SOHO衛星は地球の近くにある。
(c) STEREO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。