宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/11/27 12:32 更新 太陽、太陽風は穏やかです。アイソン彗星がSOHO衛星でも見えています。 担当 篠原 アイソン彗星はさらに太陽に近づき、 STEREO Ahead衛星のHi1カメラでは、右端の近くまで進んでいます。 24日分まで高画質の写真になって、 彗星の濃い尾がちぎれていく様子が見えています。 また、もうひとつのSTEREO Behind衛星の COR2カメラでも見えるようになっていて、 写真の左に彗星の頭と、尾が淡く写っています。 そして、とうとうSOHO衛星LASCO C3でも見えるようになりました。 つい先ほど更新された写真の右端に彗星の頭が写っています。 こちらのページは最初から画質が良いので、楽しみです。 アイソン彗星の太陽最接近は、明後日、29日の早朝です。 残り1日半ほどです。 現在の太陽は、目立ったフレア活動はなく、穏やかです。 黒点も小さいものばかりです。 太陽風も低速で穏やかです。 速度は、ちょうど今日に入ったくらいに320km/秒に少しだけ上がって、 以降安定しています。 この変化は太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる セクター境界と関係しているようで、 27日周期の図を見ると、 セクターのグラフは「T」から「A」へ変わっています。 セクターの切り替わりそのものは特に影響はありませんが、 この変化を挟んで太陽風の様子が変わることがあります。 太陽風磁場の南北成分はほとんど北向きで、 磁気圏は静穏です。 AE指数は全く変化していません。 穏やかな太陽風はこのまま続きそうです。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Behind衛星CO2カメラに入ってきたアイソン彗星。写真の左の明るい星は木星。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) アイソン彗星が、SOHO衛星LASCO C3の右端に現れました。 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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