宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/11/26 13:12 更新 アイソン彗星は太陽に向かっています。太陽のフレアは少なくなり、太陽風は低速で穏やかです。 担当 篠原 STEREO Ahead衛星HI1のアイソン彗星の続きです。 今日は23日まで高画質になっていて、 アイソン彗星とエンケ彗星がかなり近づいて見えます。 写真の中央の明るい星は地球です。 その左上の明るい星は水星です。 現在のSTEREO Ahead衛星は、太陽の向こう側近くにいて、 振り返るようにして太陽や地球を見ています(現在の位置)。 この写真ではアイソン彗星は地球のちょうど下を通り過ぎて見えますが、 実際にはもうずっと太陽の近くまで接近しているのです。 (国立天文台の解説) 最接近は、日本時間29日朝です。 残り2日半になりました。 太陽は、1899黒点群が西に沈み、 残っているのは、小さい黒点群が3つだけです。 フレアの活動もだいぶ静かになりましたが、 南東の端(左下)でC1の小さいフレアが起きていて、 この後、新しい黒点群が顔を出すかもしれません。 基本的には穏やかに推移しそうです。 太陽風は、昨日の340km/秒から320km/秒へ ゆっくりと下がっていましたが、 今日の昼頃に急に280km/秒へ下がる変化をして、 かなり遅い太陽風になっています。 磁場強度は4nTから2nTへ下がり、弱まっています。 太陽風はとても穏やかです。 磁気圏も静穏で、AE指数は全く変化していません。 低速の穏やかな太陽風は、このまましばらく続きそうです。 STEREO Ahead衛星HI1カメラを通過中のアイソン彗星。真ん中の明るい星は地球。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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