宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:17)
昨日、M1.2の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/22 --- ---
11/21 19:50 M1.2
01:57 C6.4
11/20 20:11 C4.6
02:56 C2.1

黒点 11/22 (NOAA)
磁場 フレア
1895 4 α ---
1896 4 α ---
1897 5 β C6
1899 16 β ---
1903 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:07 320 +1.1
-2 h 326 +0.8
-4 h 328 -1.7
-6 h 332 -1.8
-8 h 335 -0.7
-10 h 337 -0.5
-12 h 330 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -12 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
11/22 0.4 1x10^2
11/21 0.7 1x10^2
11/20 4.0 8x10^1
11/19 2.3 7x10^1
11/18 0.4 6x10^1

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/17 14:11 フレアの発生頻度が上がっています。500km/秒の高速太陽風が到来しています。
2013/11/18 12:18 Cクラスのフレアが続いています。高速の太陽風は終わっています。
2013/11/19 09:49 Cクラスのフレアが続いています。1899黒点群は肉眼で見つけられます。
2013/11/20 08:38 太陽の西端でX1.0の大規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。
2013/11/21 13:07 太陽の活動は落ち着きそうです。STEREO衛星でアイソン彗星が見えています。
最新のニュース

2013/11/22 13:17 更新
アイソン彗星がSTEREO HI1に見えてきました。太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。

担当 篠原

昨日、STEREO Ahead衛星のHI1カメラ(青い写真)に
写っていた細長い星は、アイソン彗星でした。
その後の動きを動画にして掲載します。
STEREO衛星のページの予想図通りに進んでいます。
この写真は、数日すると高画質版に更新されるので、
その時が楽しみです。



太陽では、肉眼黒点の大きさになっている1899黒点群が、
西の端にだいぶ近づいています。
今日、日食メガネを使って観望したところ、
私の目ではかなり厳しくなっていましたが、
大気の条件か目の条件が良くなった瞬間に
黒点がちらっと見える感じでした。
掲載の可視光写真よりも、さらに端に近い印象です。

肉眼で見つけられる大きさの黒点は次にいつ現れるか分かりません。
もし天気が良ければ、最後のチャンスに観望してみて下さい。

太陽のフレア活動は、昨夜に西の端でM1.2の中規模フレアが発生し、
以降、C1の小さいフレアが2回発生している程度です。

黒点も、1899群以外はどれも小さく、
太陽の活動は静かになりそうです。

一方、GOES衛星のX線写真では、
東端の向こう側に活動的な領域がある様です。
どの様な黒点が現れるか注目して下さい。


太陽風は、速度が下がって、
320km/秒と更に遅い風になっています。
磁場強度は2nTから4nTに上がっていますが、
平均的な強さに戻った程度です。

磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。


27日周期の図の前周期の太陽風を見ると、
掲載しているグラフの最後(11月4日)まで、
穏やかな太陽風が続いています。
また、SDO衛星AIA193にもコロナホールは見られず、
穏やかな太陽風がしばらく続きそうです。



STEREO Ahead衛星HI1カメラにアイソン彗星が見えてきました。予想図をはさんでいます。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


肉眼で見つけられる大きさになっている1899黒点群も、西の端に近づいてきました。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。