宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:07)
今日、C6.4の小規模フレアが発生しました。
また、X1.0の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/21 01:57 C6.4
11/20 20:11 C4.6
02:56 C2.1
11/19 19:00 X1.0
09:20 C1.8
00:52 C2.6

黒点 11/21 (NOAA)
磁場 フレア
1893 3 β X1
1895 2 α ---
1896 1 α ---
1897 5 βγ C6
1899 7 β ---
1900 4 β C2
1903 3 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 367 +0.2
-2 h 374 -0.2
-4 h 380 -0.9
-6 h 382 +0.1
-8 h 379 +0.3
-10 h 374 -0.4
-12 h 381 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^1
11/21 0.7 1x10^2
11/20 4.0 8x10^1
11/19 2.3 7x10^1
11/18 0.4 6x10^1
11/17 0.4 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/16 11:56 1899黒点群は肉眼で見える大きさです。太陽風磁場が南に振れて磁気圏の活動が高まりました。
2013/11/17 14:11 フレアの発生頻度が上がっています。500km/秒の高速太陽風が到来しています。
2013/11/18 12:18 Cクラスのフレアが続いています。高速の太陽風は終わっています。
2013/11/19 09:49 Cクラスのフレアが続いています。1899黒点群は肉眼で見つけられます。
2013/11/20 08:38 太陽の西端でX1.0の大規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。
最新のニュース

2013/11/21 13:07 更新
太陽の活動は落ち着きそうです。STEREO衛星でアイソン彗星が見えています。

担当 篠原

夜明け前の東の空に、アイソン彗星が現れています。
国立天文台の解説ページで、
この彗星の特徴や観望の方法が紹介されています。
私も晴れた朝に早起きして2回ほど観望しました。
今朝は5cmの双眼鏡を使ったのですが、
彗星のぼんやりした頭を見つけることができました。

アイソン彗星は、来週、11月29日に太陽に最接近します。
どんどん太陽に近づくため、
地上からの観測は次第に難しくなりますが、
太陽観測衛星による観測のチャンスがやって来ます。

既にSTEREO Ahead衛星の広視界カメラであるHI2で、
彗星の様子を見ることができます。
1枚目の動画は、11月8日以降の彗星の様子です。
ゆらゆらと尾を太陽風にたなびかせながら彗星が太陽に向かっています。

STEREO衛星のページでは、アイソン彗星の見え方を紹介しています。
これによると、STEREO AheadのHI1でも彗星が見え始める頃です。
現時点の最新写真と予想画像を組み合わせて動画を作りました。
写真の左端に細長く見えている光は、
登場したばかりの彗星かもしれません。
今後は、Behind衛星や、
最接近前後はCOR2などのカメラでも見ることができます。

そして、SOHO衛星のページでも、観測予想図が公開されています。
11月27日頃にLASCO C3に見え始めて、30日頃に出て行くそうです。

アイソン彗星は、太陽に非常に近づくため、
とても明るくなったり、長い尾が現れるなど、
大きく変化する可能性があります。
太陽観測衛星を使って彗星を眺めるという、
宇宙天気ならではの楽しみ方で、
来週に向けて注目度を上げてみて下さい。



太陽では、南西の1897黒点群で、
C4.6、C6.4とやや大きいCクラスのフレアが発生しています。
その一方、可視光写真を見ると、
1897黒点群はすっかり小さくなっていて、
そろそろ消えてしまいそうです。

1899黒点群は大きな姿を保っていますが、
その他の黒点群はどれも小さく、太陽の活動は穏やかになりそうです。


太陽風は、再び速度が低下して、370km/秒とやや低速の状態です。
磁場強度は、4nTから2nTへ弱まっています。

磁気圏は全体としては静穏ですが、
AE指数の図の真ん中にひとつだけ、
700nTに達するやや大きい変化が発生しています。

太陽風は穏やかなので、磁気圏も静穏な状態が続くでしょう。




STEREO Ahead衛星HI2カメラによる、11月8日以降のアイソン彗星の太陽接近の様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星HI1カメラの左端の細長い光は、アイソン彗星かもしれません。予想図と交互に。
(c) STEREO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。