宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:18)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/18 04:57 C3.4
04:00 C3.0
00:03 C3.0
11/17 19:41 C2.8
16:36 C4.9
14:22 C3.3
14:00 M1.0
10:54 C3.2
10:01 C3.5
08:24 C5.2
07:41 C2.6
04:46 C2.2
02:39 C2.5
01:57 C3.0
11/16 23:15 C2.5
22:41 C2.7
16:45 M1.6
15:35 C5.9
15:15 C8.6
14:58 C3.1
14:31 C2.9
13:46 M1.2
11:19 C5.2
10:58 C2.5
07:58 C3.5
05:01 C3.1

黒点 11/18 (NOAA)
磁場 フレア
1893 31 βδ C5
1895 5 α ---
1896 6 β ---
1897 94 βγ C9
1899 18 βγ C2
1900 31 βγ M2
1901 3 β ---
1902 3 β ---
1903 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 425 +1.3
-2 h 421 -0.7
-4 h 441 +0.6
-6 h 435 -0.4
-8 h 435 -0.8
-10 h 446 -0.0
-12 h 456 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -14 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^1
11/18 0.3 6x10^1
11/17 0.4 5x10^1
11/16 0.4 8x10^2
11/15 0.4 7x10^2
11/14 0.5 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/13 12:42 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な速さで磁気圏は静穏です。
2013/11/14 12:39 Cクラスのフレアが多く発生しています。太陽風は低速です。
2013/11/15 13:10 Cクラスのフレアが続いていますが、規模は小さくなっています。太陽風は低速です。
2013/11/16 11:56 1899黒点群は肉眼で見える大きさです。太陽風磁場が南に振れて磁気圏の活動が高まりました。
2013/11/17 14:11 フレアの発生頻度が上がっています。500km/秒の高速太陽風が到来しています。
最新のニュース

2013/11/18 12:18 更新
Cクラスのフレアが続いています。高速の太陽風は終わっています。

担当 篠原

1899黒点群は、太陽の中央で大きい姿を保っています。
この大きさであれば、
日食メガネを使って肉眼で見つけられる可能性があります。
鹿児島は今日も曇りのため、確認できないのが残念です。

太陽では、Cクラスの小規模フレアが続いています。

最大のフレアは、1900群で17日14時(世界時17日5時)に起きたM1.0で、
その後、南西側の1893黒点群や1900黒点群で、
C1からC4.9にかけてのCクラスフレアが8回ほど発生しています。

17日16時半(世界時17日7時半)に1893黒点群で起きたC4.9フレアでは、
CMEも発生しています。
SDO衛星AIA304によるフレアの様子と、
SOHO衛星LASCO C3によるその後のCMEの動画を掲載します。
地球からは横の方向に噴き出しているので、影響は特になさそうです。


フレアの活動を起こしている黒点群は西の端に近づいています。
また、X線グラフの変化も次第に小さくなっているなど、
活発に続いた太陽の活動も一休みになるのかもしれません。


太陽風は、昨日から今日にかけて速度が下がり、
500km/秒の高速風から、既に420km/秒と平均的な速度へ下がっています。
高速風の高まりは1日半ほどで終わっています。

磁場強度は、3nTとやや弱い値で安定しています。
南北成分は、振れ幅は小さいですが、南北に揺れています。
このため磁気圏では小規模の活動が発生していて、
AE指数には200〜300nTくらいの小さい変化が時々見られます。

コロナホールの影響が過ぎ去ったので、
低速の穏やかな太陽風がしばらく続きそうです。



1893黒点群のC4.9フレアと、それに伴うCME。
(c) SDO (NASA)、SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。