宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/11/20 08:38 更新 太陽の西端でX1.0の大規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。 担当 篠原 昨夜、19日19時(世界時19日10時)に、 太陽の西の端の1893黒点群で、 X1.0の大規模フレアが発生しました。 Xフレアの発生は、11月10日のX1.1以来です。 フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で、 そして、フレアを起こした頃の1893黒点群を、 SDO衛星可視光カメラの拡大写真で紹介します。 フレアにより、太陽の右端が瞬間的に非常に明るく輝いています。 1893黒点群は複雑な形に変化していて、 昨日のニュースの時点でも気になっていたところでした。 このフレアに伴って、CMEも発生しています。 SOHO衛星とSTEREO Behind衛星による噴出の様子を紹介します。 SOHO衛星は最初の写真が欠けていて、 既に噴き出したところから始まっています。 フレアは太陽の端近くで起きているため、 ガスは地球へほとんど向かってきていない様に見えます。 太陽風への影響は、到来しても小規模でしょう。 GOES衛星のX線グラフでは、 その他にC1〜2のフレアが5回ほど発生していますが、 特に活発という様子ではありません。 1893黒点群はもうすぐ没して見えなくなりそうですが、 もうしばらく注目して下さい。 太陽風は、360km/秒から400km/秒へゆっくりと速度が上がり、 平均的な速さになっています。 磁場強度も4nTに上がって、平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの後半から南向きにも振れる様になっていて、 AE指数で300nTくらいの小規模の磁気圏活動も起きています。 太陽風は、基本的には穏やかな状態が続くでしょう。 太陽の西の端で発生したX1.0フレアの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) Xフレアを起こした1893黒点群。SDO衛星の可視光写真。 (c) SDO (NASA) フレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3とSTEREO Behind衛星COR2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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