宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/11/17 14:11 更新 フレアの発生頻度が上がっています。500km/秒の高速太陽風が到来しています。 担当 篠原 1899黒点群は、大きい姿を保っています。 昨日とほぼ同じ大きさなので、 今日も肉眼で見つけられるのではないかと思いますが、 今日の鹿児島は曇り空のため、 薄雲を通して太陽を見ることになり、はっきり分かりません。 条件が良い瞬間に、ちらっと見えている感じはします。 天気が良いようでしたら、 日食メガネで挑戦してはいかがでしょうか。 その太陽では、1900黒点群を中心に、 フレアの発生頻度が上がっています。 1900黒点群は、16日14時(世界時16日5時)のM1.2、 16日17時(世界時16日8時)のM1.6と2つの中規模フレアを起こし、 更にC5以下の小規模フレアを7回ほど起こしています。 また、1897黒点群もC8.6、C2.9などの小規模フレアを起こしています。 X線グラフの変化はにぎやかになっていて、 引き続きフレアの発生に注意が必要です。 太陽風は、昨日のニュースの後に速度(AVEの図の黄色線)が上がり始め、 昨夜、16日22時(世界時16日13時)に500km/秒の高速風になりました。 以降、半日にわたって速度の高い太陽風が続いています。 今周期は、コロナホールの影響が到来した様です。 速度の高まりに先立って、磁場強度(白線)も強まっていました。 最大で10nTに上がり、速度が高まった頃から下がり始めて、 現在は3nTと既に弱まっています。 磁気圏への影響度を決める、磁場の南北成分(赤線)は、 北寄り(プラス方向への振れ)の状態が続いています。 このため磁気圏の変動はあまり高まらず、 AE指数は200〜300nTくらいの小規模の変化が時々起きている程度です。 高速の太陽風は、既に最高速度に達しているようで、 これ以上速度が大きく上がることはなさそうです。 前周期の変化を参考にすることができませんが、 明日くらいには速度は下がり始めるかもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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