宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:11)
今日、C5.2の小規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/17 14:00 C4.7
10:54 C3.2
10:01 C3.5
08:24 C5.2
07:41 C2.6
04:46 C2.2
02:39 C2.5
01:57 C3.0
11/16 23:15 C2.5
22:41 C2.7
16:45 M1.6
15:35 C5.9
15:15 C8.6
14:58 C3.1
14:31 C2.9
13:46 M1.2
11:19 C5.2
10:58 C2.5
07:58 C3.5
05:01 C3.1
11/15 20:30 C7.5
12:56 C3.6
11:20 M1.0
08:16 C3.2
03:15 C2.1

黒点 11/17 (NOAA)
磁場 フレア
1893 23 βγ C3
1895 2 α ---
1896 3 α ---
1897 63 βγ C9
1899 11 βγ M1
1900 20 βγ M2
1901 7 β ---
1902 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:06 510 -1.7
-2 h 512 +0.3
-4 h 499 +0.7
-6 h 515 +2.0
-8 h 518 +0.3
-10 h 531 +1.5
-12 h 511 +3.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -17 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
11/17 0.4 5x10^1
11/16 0.4 1x10^3
11/15 0.4 7x10^2
11/14 0.5 8x10^2
11/13 0.6 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/12 13:17 東端から1897黒点群が現れています。高速の太陽風は終わりそうです。
2013/11/13 12:42 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な速さで磁気圏は静穏です。
2013/11/14 12:39 Cクラスのフレアが多く発生しています。太陽風は低速です。
2013/11/15 13:10 Cクラスのフレアが続いていますが、規模は小さくなっています。太陽風は低速です。
2013/11/16 11:56 1899黒点群は肉眼で見える大きさです。太陽風磁場が南に振れて磁気圏の活動が高まりました。
最新のニュース

2013/11/17 14:11 更新
フレアの発生頻度が上がっています。500km/秒の高速太陽風が到来しています。

担当 篠原

1899黒点群は、大きい姿を保っています。
昨日とほぼ同じ大きさなので、
今日も肉眼で見つけられるのではないかと思いますが、
今日の鹿児島は曇り空のため、
薄雲を通して太陽を見ることになり、はっきり分かりません。
条件が良い瞬間に、ちらっと見えている感じはします。

天気が良いようでしたら、
日食メガネで挑戦してはいかがでしょうか。


その太陽では、1900黒点群を中心に、
フレアの発生頻度が上がっています。

1900黒点群は、16日14時(世界時16日5時)のM1.2、
16日17時(世界時16日8時)のM1.6と2つの中規模フレアを起こし、
更にC5以下の小規模フレアを7回ほど起こしています。
また、1897黒点群もC8.6、C2.9などの小規模フレアを起こしています。

X線グラフの変化はにぎやかになっていて、
引き続きフレアの発生に注意が必要です。


太陽風は、昨日のニュースの後に速度(AVEの図の黄色線)が上がり始め、
昨夜、16日22時(世界時16日13時)に500km/秒の高速風になりました。
以降、半日にわたって速度の高い太陽風が続いています。
今周期は、コロナホールの影響が到来した様です。

速度の高まりに先立って、磁場強度(白線)も強まっていました。
最大で10nTに上がり、速度が高まった頃から下がり始めて、
現在は3nTと既に弱まっています。

磁気圏への影響度を決める、磁場の南北成分(赤線)は、
北寄り(プラス方向への振れ)の状態が続いています。
このため磁気圏の変動はあまり高まらず、
AE指数は200〜300nTくらいの小規模の変化が時々起きている程度です。

高速の太陽風は、既に最高速度に達しているようで、
これ以上速度が大きく上がることはなさそうです。
前周期の変化を参考にすることができませんが、
明日くらいには速度は下がり始めるかもしれません。



SDO衛星可視光カメラによる、巨大な1899黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。