宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:56)
今日、C5.2の小規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/16 11:19 C5.2
10:58 C2.5
07:58 C3.5
05:01 C3.1
11/15 20:30 C7.5
12:56 C3.6
11:20 M1.0
08:16 C3.2
03:15 C2.1
11/14 21:45 C2.3
17:53 C3.0
16:49 C4.9
15:43 C3.5
11:15 C2.5
10:31 C3.2
08:56 C1.9
07:52 C3.1
05:18 C5.9
02:41 C4.0
00:08 M1.4

黒点 11/16 (NOAA)
磁場 フレア
1890 3 α C4
1893 24 βγ ---
1895 3 α ---
1896 2 α ---
1897 84 βγδ C8
1898 4 β ---
1899 14 βγ M1
1900 24 βγ C3
1901 8 β ---
1902 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 328 +1.0
-2 h 337 -5.6
-4 h 350 -6.8
-6 h 350 -5.9
-8 h 349 -4.3
-10 h 349 -4.0
-12 h 360 -4.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -38 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
11/16 0.4 1x10^3
11/15 0.4 7x10^2
11/14 0.5 8x10^2
11/13 0.6 5x10^2
11/12 1.1 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/11 11:56 X1.1の大規模フレアが発生しました。タスマニア島のオーロラをどうぞ。
2013/11/12 13:17 東端から1897黒点群が現れています。高速の太陽風は終わりそうです。
2013/11/13 12:42 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な速さで磁気圏は静穏です。
2013/11/14 12:39 Cクラスのフレアが多く発生しています。太陽風は低速です。
2013/11/15 13:10 Cクラスのフレアが続いていますが、規模は小さくなっています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2013/11/16 11:56 更新
1899黒点群は肉眼で見える大きさです。太陽風磁場が南に振れて磁気圏の活動が高まりました。

担当 篠原

太陽の東側にある1899黒点群は大きな姿を保っています。
今日の鹿児島は晴天なので、日食メガネを使って観測したところ、
肉眼で1899黒点群を見つけることができました。
もし日食メガネを持っていたら、挑戦してみませんか。

フレアの発生数は減っています
昨日のニュース以降は、1897群によるC7.5を最高に、
C1〜3のフレアが6回程度です。

それでも、GOES衛星X線カメラの動画では、
1899群などで小さい活動は頻繁に起きています。
また、東の端にも活動的な領域があるようで、
今後もCクラスのフレアは続きそうです。


太陽風は、350km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度は、昨日の5nTから、
今日未明に8nTくらいに少し強まりましたが、
それ以上の変化にはならず、現在は6nTと戻りかけています。

一方、磁場の南北成分は南向きの状態が続き、
磁気圏では、AE指数で500nTから800nTに達する
中規模の活動が半日ほど続いています。

最新の磁場データでは、南北成分は0nT付近に下がっています。
この傾向が続くなら、磁気圏の変化は小さくなるでしょう。


SDO衛星AIA193のコロナ写真に見えていたコロナホールは、
太陽の西側に進んでいます。
太陽風に影響が見られるなら、そろそろだと思いますが、
どうなるでしょうか。
27日周期の図では、前周期には目立った影響はなかったので、
今回も低速の太陽風が続くだけかもしれません。




SDO衛星可視光カメラによる、肉眼黒点になっている1899黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。