宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/11/16 11:56 更新 1899黒点群は肉眼で見える大きさです。太陽風磁場が南に振れて磁気圏の活動が高まりました。 担当 篠原 太陽の東側にある1899黒点群は大きな姿を保っています。 今日の鹿児島は晴天なので、日食メガネを使って観測したところ、 肉眼で1899黒点群を見つけることができました。 もし日食メガネを持っていたら、挑戦してみませんか。 フレアの発生数は減っています 昨日のニュース以降は、1897群によるC7.5を最高に、 C1〜3のフレアが6回程度です。 それでも、GOES衛星X線カメラの動画では、 1899群などで小さい活動は頻繁に起きています。 また、東の端にも活動的な領域があるようで、 今後もCクラスのフレアは続きそうです。 太陽風は、350km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、昨日の5nTから、 今日未明に8nTくらいに少し強まりましたが、 それ以上の変化にはならず、現在は6nTと戻りかけています。 一方、磁場の南北成分は南向きの状態が続き、 磁気圏では、AE指数で500nTから800nTに達する 中規模の活動が半日ほど続いています。 最新の磁場データでは、南北成分は0nT付近に下がっています。 この傾向が続くなら、磁気圏の変化は小さくなるでしょう。 SDO衛星AIA193のコロナ写真に見えていたコロナホールは、 太陽の西側に進んでいます。 太陽風に影響が見られるなら、そろそろだと思いますが、 どうなるでしょうか。 27日周期の図では、前周期には目立った影響はなかったので、 今回も低速の太陽風が続くだけかもしれません。 SDO衛星可視光カメラによる、肉眼黒点になっている1899黒点群。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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