宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:10)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/15 12:56 C3.6
11:20 M1.0
08:16 C3.2
03:15 C2.1
11/14 21:45 C2.3
17:53 C3.0
16:49 C4.9
15:43 C3.5
11:15 C2.5
10:31 C3.2
08:56 C1.9
07:52 C3.1
05:18 C5.9
02:41 C4.0
00:08 M1.4
11/13 21:55 C2.6
20:52 C2.3
19:30 C3.5
19:03 C2.6
18:07 C2.4
12:50 C6.5
07:48 C9.8
06:37 C3.1
06:05 C2.1
04:27 C4.5

黒点 11/15 (NOAA)
磁場 フレア
1890 3 β C7
1893 22 β ---
1895 2 β ---
1896 2 α ---
1897 87 βγ M1
1898 5 β ---
1899 10 β M1
1900 10 β C2
1901 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:07 351 -4.1
-2 h 355 -3.2
-4 h 358 -1.5
-6 h 353 -2.2
-8 h 354 -2.0
-10 h 357 -1.9
-12 h 359 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -19 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
11/15 0.4 7x10^2
11/14 0.5 8x10^2
11/13 0.6 5x10^2
11/12 1.1 1x10^3
11/11 1.4 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/10 07:08 太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も高まりました。
2013/11/11 11:56 X1.1の大規模フレアが発生しました。タスマニア島のオーロラをどうぞ。
2013/11/12 13:17 東端から1897黒点群が現れています。高速の太陽風は終わりそうです。
2013/11/13 12:42 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な速さで磁気圏は静穏です。
2013/11/14 12:39 Cクラスのフレアが多く発生しています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2013/11/15 13:10 更新
Cクラスのフレアが続いていますが、規模は小さくなっています。太陽風は低速です。

担当 篠原

太陽では、Cクラスのフレアが続いていますが、
C1〜3程度の規模がほとんどで、
全体としては活動は小さくなっている様です。

最大のフレアは、
今日の昼、15日11時半(世界時15日2時半)に
太陽の東側の1899黒点群で発生したM1.0の中規模フレアで、
次は、昨日の夕方、14日17時(世界時14日8時)に
南東の1897黒点群で起きたC4.9です。
その他に、1897群や1899群を中心に、
C1〜3の小規模フレアが12回ほど起きています。

可視光写真を見ると、
1897黒点群は規模が小さくなっている様です。
一方、1890黒点群の発達が目立っています。


太陽風は、速度が370km/秒から350km/秒に下がり、
低速の状態で安定しています。
磁場強度は、3nTから5nTに少し上がっていますが、
平均的な強さに戻ったくらいの変化です。

ただし、磁場の南北成分が南向きに振れていて、
-4nTくらいになっています。
太陽風の速度は遅いのですが、磁気圏の活動はやや高まりそうです。

AE指数は、昨日から今日にかけては、
小さい変化が時々見られる程度です。
今後、もう少し変化が大きくなるかもしれません。


SDO衛星AIA193を見ると、
太陽の北半球のコロナホールは更に西に進み、
地球へ影響が及び始める目安の位置に近づいています。

27日前の前周期には特に影響は見られなかったので、
今回到来するかどうかはまだ分かりませんが、
コロナホールの広がりは増えていたので、
太陽風の変化に注目して下さい。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。