宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/11/10 07:08 更新 太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も高まりました。 担当 篠原 昨日の午後、9日14時(世界時9日5時)頃から、 400km/秒だった太陽風の速度はゆっくりと上昇を始め、 深夜、10日1時(世界時9日16時)頃に600km/秒に達し、 以降6時間ほどその状態が続いています。 27日周期の図を見ると、 高速太陽風は前周期よりも1日ほど早く到来し、 最高速度は前周期よりも少し高まっています。 また、15nT近くに強まっていた太陽風の磁場強度は、 速度が上がり始めるとともに弱まっていき、 600km/秒に達した頃には5nTと平均的な値にまで下がって、 その後は安定しています。 従って、高速風は既に最高速度に達している様です。 太陽風磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降、更に南向きに強まりました。 最高で-15nTの強い南向きになっています。 このため、磁気圏の活動も高まり、 AE指数は500〜1000nTの間で活発な変化をしています。 AE指数は途中でデータがストップしていますが、 太陽風磁場の南北成分は、この頃から北寄りに変わっています。 従って、磁気圏活動もこの頃から 規模が小さくなっている可能性があります。 その時間帯に入っていますが、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの様子を紹介します。 オーロラの帯が、空を左右に伸びて輝いています。 前周期の高速風は、4日ほど続きました。 今回もその程度が目安になるかもしれません。 太陽は、活動が弱まっています。 フレアの記録としては、C1〜2の小さいフレアが12回と、 数は多いのですが、規模は小さくなり、 X線グラフの変化も迫力がなくなっています。 一連の活動も、このあたりで一段落となるのでしょうか。 ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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