宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:14)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
また、M4.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 5 08:43 C1.9
11/ 4 19:45 C2.1
14:30 C3.3
01:22 C9.9
11/ 3 14:16 M4.9
07:37 C6.4
07:14 M1.6
06:25 C3.6

黒点 11/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1882 2 β ---
1884 10 βγ M5
1885 2 α ---
1887 23 βγ ---
1888 2 β ---
1889 10 β C2
1890 31 βγδ M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:59 349 -1.9
-2 h 382 -2.2
-4 h 386 -2.3
-6 h 375 -2.3
-8 h 403 -1.3
-10 h 376 -3.1
-12 h 376 -3.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -22 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^2
11/ 5 1.0 4x10^2
11/ 4 1.2 4x10^2
11/ 3 3.4 3x10^2
11/ 2 1.8 2x10^2
11/ 1 1.2 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/31 13:39 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏活動が強まりました。太陽は静かになっています。
2013/11/ 1 12:02 ニュージーランドのオーロラ写真をご覧ください。M1.9のフレアが発生しています。
2013/11/ 2 12:54 M6.3の中規模フレアが発生しました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2013/11/ 3 13:17 1884黒点群のフレア活動は続いています。フィンランドのオーロラ写真をどうぞ。
2013/11/ 4 13:28 10月の黒点数は85.6でした。M5.0とC9.9のフレアが発生しています。
最新のニュース

2013/11/ 5 13:14 更新
1890黒点群が大きく目立っています。太陽の裏側でCMEが発生しています。

担当 篠原

太陽の裏側では、活発な活動が続いている様です。
昨日、4日14時(世界時4日5時)に、SOHO衛星LASCO C3カメラで、
太陽全体を包むように広がるCMEが観測されました。
STEREO衛星の写真を参照すると、太陽の裏側で発生した現象です。

1〜2週間ほどタイミングがずれて、地球側で発生していれば、
大きな太陽風の乱れが到来して、
活発な磁気圏活動を起こしたかもしれません。


地球側の太陽面では、
C1〜3の小規模フレアが8回ほど発生しています。
激しくはありませんが、ある程度の活動度を保っています。

中でも、南東(左下)の1890黒点群が大きく複雑な姿を見せています。
SDO衛星可視光カメラの拡大写真を掲載します。
NOAAの報告では、磁場の構造も危険度の高い「βγδ」に分類され、
フレア予想はMクラスが45%になっています。

GOES衛星のX線カメラの動画では、小さい活動が頻繁に起きています。
この後のフレア活動に注目してください。


太陽風は、350〜400km/秒とやや低速の状態が続いています。
磁場強度も6nTで安定しています。
太陽風は穏やかに推移しています。

磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いています。
このため、磁気圏では小規模の活動が発生していて、
AE指数には、200〜600nTの変化が4回ほど起きています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールは特に見られません。
穏やかな太陽風が続きそうです。



高知は4日目です。
昨日からよい天気になって、青空の下で記事を書いています。




太陽の裏側で発生したCME。SOHO衛星LASCO C3カメラによる。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星可視光カメラによる、巨大な1890黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。