宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/11/ 9 11:45 更新 X1.1の大規模フレアが発生しました。また、高速太陽風が到来しそうです。 担当 篠原 昨日のニュースの直後、 8日13時半(世界時8日4時半)に、注目していた1890黒点群で、 X1.1の大規模フレアが発生しました。 その様子を、SDO衛星AIA131と193の動画で紹介します。 太陽の中心近くで、短い時間に激しく光っています。 AIA193の写真では、 フレアに続いてコロナのガスが噴き出している様子も見られます。 弱いCME(太陽ガスの放出現象)が発生している可能性がありますが、 SOHO衛星では、同じ頃に太陽の裏側で別のCMEが発生していることもあり、 はっきりとは分かりませんでした。 2〜3日後の11月10〜11日の太陽風に、 ある程度の影響が見られるかもしれません。 一方、もう一つの注目である1891黒点群も、 昨日の夕方にM2.3の中規模フレアを起こしています。 その後は、どちらも目立ったフレアは起こしていませんが、 1890黒点群は大きな姿を保っており、引き続き注意が必要です。 太陽風は、速度は400km/秒前後で安定していますが、 今朝くらいから、磁場強度が強まり始め、 5nTと平均的な値から、現在は13nTまで強まっています。 コロナホールによる高速太陽風の領域が近づいている可能性があります。 磁場の南北成分も南方向に振れ始めていて、 現在は-5nTを越えて更に強まりつつあります。 現在のAE指数は、ほとんど変化はなく静穏ですが、 太陽風磁場が南に向いた影響で、 これから磁気圏のオーロラ活動が強まりそうです。 ライブカメラなどに注目して下さい。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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