宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/11/ 6 08:41 更新 1890黒点群でX3.3の大規模フレアが発生しました。 担当 篠原 今朝、6日7時(世界時5日22時)に、 太陽の南東にある巨大な1890黒点群で、 X3.3の大規模フレアが発生しました。 Xクラスフレアの発生は、日本時間10月30日朝のX2.3以来、 ちょうど一週間ぶりです。 1890黒点群は、昨日のニュース以降、 M2.5、M1.0、C6.9など活発にフレアを起こし続け、 今朝のXクラスに繋がった様です。 この1日間の活動の様子を、SDO衛星AIA193の動画で見てください。 南東(左下)の活動領域でチカチカと頻繁に輝きが発生し、 最後に大きな輝きが発生しています。 1890黒点群の現在の姿を、SDO衛星可視光写真で掲載します。 大きく複雑な姿を保っています。 引き続きフレアの発生に注意が必要でしょう。 GOES衛星のX線グラフを見ると、 X3.3のフレアは変化が短時間で終わるタイプの現象です。 このため、激しいCMEは伴っていないのではないかと思います。 詳しくは明日にお知らせできるでしょう。 太陽風は、静かな状態が続いています。 昨日までは、速度が350〜400km/秒の間を小さく変化していましたが、 昨夜以降、350km/秒に下がりきり、 現在は340km/秒と更に低くなりかけています。 磁場強度も、6nTから一段下がって、4nTとやや弱い値になっています。 磁気圏も概ね静穏です。 昨夜までは、太陽風磁場の南北成分が南寄りになっていたため、 AE指数に200nTくらいの小さい変化が見られていた様ですが、 その後、磁場が0nT付近になると、AE指数の変化もなくなっています。 この辺りは太陽風磁場の振れ方次第ですが、 基本的には磁気圏の活動も穏やかに推移するでしょう。 SDO衛星AIA131による、太陽の南東で発生したX3.3の大規模フレア。 (c) SDO (NASA) 1890黒点群を中心とした活発なフレア活動。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星可視光カメラによる、巨大な1890黒点群。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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