宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:49)
今日、M2.3の中規模フレアが発生しました。
また、X3.3の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 7 12:33 M2.3
11:07 C3.7
10:45 C4.1
08:43 M1.8
06:18 C2.9
02:24 C3.0
11/ 6 22:37 M3.8
18:56 C3.8
18:37 C2.4
17:26 C8.6
11:15 C4.9
10:41 C4.7
10:20 C4.4
07:08 X3.3
06:00 C6.9
03:02 M1.0
01:56 C2.5
01:35 C2.3
11/ 5 20:44 C8.0
18:11 C3.5
17:12 M2.5
08:43 C1.9

黒点 11/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1884 3 β ---
1885 2 α C4
1887 11 β ---
1889 12 β C3
1890 46 βγδ X2
1891 3 β C4
1892 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:37 354 -7.4
-2 h 361 -1.7
-4 h 346 -0.0
-6 h 325 -1.1
-8 h 339 -2.3
-10 h 348 -1.0
-12 h 353 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -10 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 7.6 1x10^2
11/ 7 5.8 7x10^2
11/ 6 1.0 6x10^2
11/ 5 1.4 4x10^2
11/ 4 1.2 4x10^2
11/ 3 3.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/ 2 12:54 M6.3の中規模フレアが発生しました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2013/11/ 3 13:17 1884黒点群のフレア活動は続いています。フィンランドのオーロラ写真をどうぞ。
2013/11/ 4 13:28 10月の黒点数は85.6でした。M5.0とC9.9のフレアが発生しています。
2013/11/ 5 13:14 1890黒点群が大きく目立っています。太陽の裏側でCMEが発生しています。
2013/11/ 6 08:41 1890黒点群でX3.3の大規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2013/11/ 7 13:49 更新
太陽のフレア活動は続いていて、Mクラスフレアが3回発生しています。

担当 篠原

太陽のフレア活動は続いています。
昨日のXフレア以降も、1890黒点群は活発に活動していて、
C4.7、C8.6、M3.8、M2.3などのフレアを起こしています。
その様子を、SDO衛星AIA131と304の動画で掲載します。

動画の後半では、西の端でM1.8の中規模フレアも起きています。
これは一昨日くらいに見えなくなった1882黒点群かもしれません。

1890黒点群は、依然、大きく複雑な姿を保っています。
引き続き中規模フレアや大きい小規模フレア発生の可能性がある様です。


太陽風は、昨日のニュース以降も350km/秒で速度は安定し、
低速の風が続いています。
磁場強度は、昨日の4nTから増加傾向にあって、
現在は8nTとやや強まっています。

磁場の南北成分は、今日のACEの図の後半から南寄りに振れる様になり、
現在は-8nTに強まっています。
このため、これから磁気圏の活動がある程度高まるかもしれません。
現在までのAE指数は、
200nTくらいの小さい変化が数回起きている程度です。


SDO衛星AIA131では、
太陽の中心に規模は小さいですがコロナホールが見えています。
27日前の前周期の変化を参照すると、
3日後の10日くらいに太陽風速度の高まりが回帰してくるかもしれません。

このところ太陽のフレア活動にばかり目が行っていましたが、
コロナホールによる周期的な変化にも注意が必要です。



昨夜、鹿児島に帰ってきました。
天気の関係もあるのかもしれませんが、
鹿児島に戻ってくると、こちらの方が暖かいなと思いました。



1890黒点群を中心とした活発なフレア活動。SDO衛星AIA131と304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星可視光カメラによる、巨大な1890黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。