宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:12)
今日、C6.0の小規模フレアが発生しました。
また、X3.3の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 8 11:33 C5.7
01:21 C6.0
01:02 C1.6
00:39 C1.7
11/ 7 23:15 M2.4
21:18 C5.9
19:45 C2.1
17:15 C4.3
12:33 M2.3
11:07 C3.7
10:45 C4.1
08:43 M1.8
06:18 C2.9
02:24 C3.0
11/ 6 22:37 M3.8
18:56 C3.8
18:37 C2.4
17:26 C8.6
11:15 C4.9
10:41 C4.7
10:20 C4.4
07:08 X3.3
06:00 C6.9
03:02 M1.0
01:56 C2.5
01:35 C2.3

黒点 11/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1884 1 α ---
1885 1 α ---
1887 11 β C1
1889 5 β C3
1890 59 βγδ X2
1891 9 βδ C6
1892 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:07 375 -1.3
-2 h 387 -0.2
-4 h 382 +0.3
-6 h 375 -3.6
-8 h 361 -2.4
-10 h 363 +1.2
-12 h 366 +2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -20 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 7x10^0
11/ 8 1.0 1x10^1
11/ 7 6.7 7x10^2
11/ 6 1.0 6x10^2
11/ 5 1.4 4x10^2
11/ 4 1.2 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/ 3 13:17 1884黒点群のフレア活動は続いています。フィンランドのオーロラ写真をどうぞ。
2013/11/ 4 13:28 10月の黒点数は85.6でした。M5.0とC9.9のフレアが発生しています。
2013/11/ 5 13:14 1890黒点群が大きく目立っています。太陽の裏側でCMEが発生しています。
2013/11/ 6 08:41 1890黒点群でX3.3の大規模フレアが発生しました。
2013/11/ 7 13:49 太陽のフレア活動は続いていて、Mクラスフレアが3回発生しています。
最新のニュース

2013/11/ 8 13:12 更新
太陽では小中規模のフレアが続いています。シベリア上空のオーロラをどうぞ。

担当 篠原

11月1〜3日のニュースで、
10月30日から31日にかけて世界各地で撮影された
オーロラの写真を紹介しましたが、
新たに、喜田研一さんより、
シベリア上空で現地時間10月31日4時に撮影された
オーロラの写真が届きました。
羽田からパリへ飛ぶ飛行機の中から撮影したそうで、
写真の下には飛行機の翼も写っています。

窓ガラス越しの撮影で、
カメラを固定するのも難しかったと思いますが、
見事なオーロラが写っています。
これだけ写っていると、
かなり明るいオーロラだったのではないでしょうか。

窓の外にこのようなオーロラの輝きが広がっていると、
移動の長い時間も楽しく感じられることでしょう。
すばらしい写真をありがとうございます。



太陽では、フレアの発生が続いています。
昨日のニュース以降も、1890黒点群では、
C5.9、M2.4、C6.0などのやや大きいフレアと、
C1〜2のフレアが5回ほど起き、
1891黒点群でも、C4.3、C5.7のフレアが起きています。

1890群は大きな姿を保ち、1891群は急に目立ってきた黒点群です。
今後も大きいフレアの発生に注意が必要です。

太陽は、裏側でも活発に活動しているようです。
SOHO衛星LASCO C3カメラでは、
昨日の朝に西端で発生したフレアによるCME(右方向への噴出)に続いて、
太陽の裏側のフレアによる、
太陽の左半分を包む様に広がるCMEも撮影されています。

太陽は、この後も注目を続けて下さい。


太陽風は、低速ですが速度が少し高まって、
350〜400km/秒の間でゆっくりと変化しています。
磁場強度は、昨日、10nT近くに高まりましたが、
今日になると下がり、現在は5nTと平均的な状態です。

太陽風磁場の南北成分は、昨日のニュース以降、
-5〜-10nTの南向きの状態が数時間続き、
AE指数は800nTくらいの中規模の変動を記録しています。
極域ではにぎやかなオーロラが見られたのではないでしょうか。

現在の太陽風磁場は、強度が下がるとともに、
南北成分は0nT付近に弱まり、磁気圏もやや静かになっています。



喜田研一さんによる、10月31日未明にシベリア上空で撮影されたオーロラ。
(c) 喜田研一氏


太陽の右端と裏側から噴き出したCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星可視光カメラによる、巨大な1890黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。