宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:17)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、M6.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 3 07:37 C6.4
07:14 M1.6
06:25 C3.6
11/ 2 21:48 C4.3
13:41 C8.2
04:46 M6.3
11/ 1 18:51 C3.5
09:01 C6.2
06:32 C1.8

黒点 11/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1882 4 β ---
1884 21 βγδ M6
1885 12 β C8
1887 4 β ---
1888 3 β ---
1889 6 β C2
1890 3 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:07 388 -2.4
-2 h 383 -1.0
-4 h 369 -2.7
-6 h 376 -3.8
-8 h 329 -1.7
-10 h 312 +0.2
-12 h 314 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 5x10^1
11/ 3 3.4 3x10^2
11/ 2 1.8 2x10^2
11/ 1 1.2 4x10^1
10/31 3.4 7x10^1
10/30 4.8 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/29 13:08 Mクラスのフレアが続いています。CMEも発生していて、太陽風の乱れが到来しそうです。
2013/10/30 12:45 今朝、X2.3の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速の風が続いています。
2013/10/31 13:39 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏活動が強まりました。太陽は静かになっています。
2013/11/ 1 12:02 ニュージーランドのオーロラ写真をご覧ください。M1.9のフレアが発生しています。
2013/11/ 2 12:54 M6.3の中規模フレアが発生しました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2013/11/ 3 13:17 更新
1884黒点群のフレア活動は続いています。フィンランドのオーロラ写真をどうぞ。

担当 篠原

10月30〜31日の夜に発生した活発なオーロラの写真の3地点めとして、
フィンランド中部のオウルの小松兼一さんから届いた4枚の写真を紹介します。

太陽活動の強まりによるオーロラの強まりを、
小松さんも期待して待っていたそうです。
残念ながら、あまり光が強いものは来なかったそうですが、
空一面に現れるオーロラを、午前3時頃まで眺めることができたとのことです。
両端の地平線から真上を横切って伸びるオーロラの大きな帯が、
動かずに長い間残っていて、
オーロラの真下で包まれていた様な感じがしたそうです。

この感覚は、現地に行かないと分からないものですね。
激しい活動ではなかったのかもしれませんが、
素晴らしいオーロラの様子を伝えて下さって、ありがとうございます。



太陽風は、穏やかな風が続いています。
今朝、3日5時(世界時2日20時)に、
速度が330km/秒から380km/秒に急に高まる変化が来ています。
太陽活動による太陽風の小規模の乱れが到来した様です。

磁場強度は、3nTから5nTに少し上がった程度で、
平均的な状態です。

南北成分はやや南寄りになっている程度で、
磁気圏は概ね静穏です。
AE指数には200nTくらいの小さい変化が見えています。


太陽では、裏側に回った黒点群が活発な活動を続けている様です。
SOHO衛星LASCO C3カメラで、
太陽の裏側で発生した激しいCMEが撮影されています。

1つめのCMEは、裏側の中心付近で発生した様で、
太陽全体に広がるように白いガスが噴き出しています。
これが太陽のこちら側の現象だったら、地球直撃コースです。

そして、2つめのCMEは太陽から右上に向かっています。
こちらも裏側の現象です。

太陽のこちら側では、1884黒点群で
昨日、2日13時半(世界時2日4時半)に、C8.2と大きいCクラスフレアが、
今朝、3日7時(世界時2日22時)にM1.6の中規模フレアが発生しています。
1884黒点群は、この他にもC1〜4のフレアを4回ほど起こしていて活発です。

更に、太陽の東端から1890黒点群という、
かなり大きい黒点が姿を現しました。
1884群とともに、可視光の拡大写真を掲載します。
こちらの活動度はこれから見ていく必要があります。



フィンランドのオウルの小松兼一さんによる、現地10月30日21〜23時頃のオーロラ。


フィンランドのオウルの小松兼一さんによる、現地10月30日21〜23時頃のオーロラ。
(c) 小松兼一氏


フィンランドのオウルの小松兼一さんによる、現地10月30日21〜23時頃のオーロラ。
(c) 小松兼一氏


フィンランドのオウルの小松兼一さんによる、現地10月30日21〜23時頃のオーロラ。
(c) 小松兼一氏


SOHO衛星LASCO C3による。太陽の裏側で発生したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による、活発な活動を続ける1884黒点群(右)と、東端から現れた1890黒点群(左)。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。