宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:39)
昨日、X2.3の大規模フレアが、一昨日もM1.9の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/31 --- ---
10/30 06:42 X2.3
03:23 C9.4
00:08 C3.5
10/29 18:53 C6.3
15:39 C2.3
13:30 C3.7
13:03 C2.5
12:28 C2.9
12:03 C3.3
05:47 M1.5
00:46 M1.9

黒点 10/31 (NOAA)
磁場 フレア
1877 2 β ---
1879 2 β ---
1882 19 β M4
1883 1 α ---
1884 15 βγδ C2
1885 5 β ---
1886 7 β ---
1887 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 350 +3.1
-2 h 347 +2.1
-4 h 353 +3.4
-6 h 347 -1.3
-8 h 356 -7.4
-10 h 366 -3.8
-12 h 367 -4.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -25 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -35 -/ -
-6 h -39 -/ -
-8 h -35 -/ -
-10 h -36 -/ -
-12 h -36 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.5 9x10^0
10/31 3.4 7x10^1
10/30 4.8 3x10^2
10/29 4.5 8x10^2
10/28 3.1 1x10^3
10/27 0.8 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/26 07:41 東端の黒点群で、Xクラスのフレアが2回発生しました。
2013/10/27 12:29 Mクラスのフレア活動が続いています。太陽風は低速ですが、今後乱れるかもしれません。
2013/10/28 15:02 X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、擾乱はまだ来ていません。
2013/10/29 13:08 Mクラスのフレアが続いています。CMEも発生していて、太陽風の乱れが到来しそうです。
2013/10/30 12:45 今朝、X2.3の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速の風が続いています。
最新のニュース

2013/10/31 13:39 更新
太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏活動が強まりました。太陽は静かになっています。

担当 篠原

太陽風は、速度350km/秒、磁場強度5〜10nTと、
低速ですが磁場がやや強まった状態が続いています。

その中で、磁場の南北成分は、
-5nT前後と南寄りの状態が今朝まで続きました。
この影響で、磁気圏の活動が高まって、
AE指数のグラフは、500nTから900nTに達するくらいの
中規模の活動が長い時間続いています。

極域では活発なオーロラが見られています。
ノルウェーのトロムソの全天カメラの動画を紹介します。
世界時28日22時頃のオーロラです。


現在の磁場の南北成分は、弱い北向きになっています。
このため、磁気圏の活動も現在は弱まっています。

太陽風の乱れは、活発だった太陽活動の影響で、
この後も続く可能性があります。
引き続き、ACE衛星のデータや極域のライブカメラに注目して下さい。


一方、太陽のフレア活動は、
昨日のX2.3を起こした1875黒点群が西に没してしまったこともあり、
以降、すっかり静かになっています。
C1の小さいフレアが2回発生した程度です。

南東の1884黒点群は、磁場構造の複雑さも高いレベルにあるのですが、
今のところC1のフレアを起こした程度です。

一週間にわたって続いた活発な太陽の活動も、
これで一段落となるのでしょうか。


昨日のXフレアに伴うCMEのその後の様子を、
SOHO衛星LASCO C3カメラの動画で紹介します。
地球へも影響は到来するでしょうか。




ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Xフレアに伴って発生したCMEの噴出。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。