宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/10/31 13:39 更新 太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏活動が強まりました。太陽は静かになっています。 担当 篠原 太陽風は、速度350km/秒、磁場強度5〜10nTと、 低速ですが磁場がやや強まった状態が続いています。 その中で、磁場の南北成分は、 -5nT前後と南寄りの状態が今朝まで続きました。 この影響で、磁気圏の活動が高まって、 AE指数のグラフは、500nTから900nTに達するくらいの 中規模の活動が長い時間続いています。 極域では活発なオーロラが見られています。 ノルウェーのトロムソの全天カメラの動画を紹介します。 世界時28日22時頃のオーロラです。 現在の磁場の南北成分は、弱い北向きになっています。 このため、磁気圏の活動も現在は弱まっています。 太陽風の乱れは、活発だった太陽活動の影響で、 この後も続く可能性があります。 引き続き、ACE衛星のデータや極域のライブカメラに注目して下さい。 一方、太陽のフレア活動は、 昨日のX2.3を起こした1875黒点群が西に没してしまったこともあり、 以降、すっかり静かになっています。 C1の小さいフレアが2回発生した程度です。 南東の1884黒点群は、磁場構造の複雑さも高いレベルにあるのですが、 今のところC1のフレアを起こした程度です。 一週間にわたって続いた活発な太陽の活動も、 これで一段落となるのでしょうか。 昨日のXフレアに伴うCMEのその後の様子を、 SOHO衛星LASCO C3カメラの動画で紹介します。 地球へも影響は到来するでしょうか。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) Xフレアに伴って発生したCMEの噴出。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |