宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/10/30 12:45 更新 今朝、X2.3の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速の風が続いています。 担当 篠原 今朝、太陽の西の端(右端)に達した1875黒点群で、 X2.3の大規模フレアが発生しました。 1875群は既に太陽の向こう側に回っていて、 可視光写真では見ることはできません。 フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 向こう側に回ってしまう直前に発生した様で、 ほぼ真横からフレアの発生を見ています。 フレアに前後して、南側の1877黒点群付近から南に向かって、 コロナのガスが激しく噴き出す様子も見えています。 このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 地球からは、真横に向かって噴き出していますが、 噴出の様子から、多少、地球方向にも向かっているかもしれません。 2〜3日後くらいの太陽風に、影響が見られる可能性があります。 太陽では、南半球の中央から東側(左側)にある、 1882、1884、1885の3つの黒点群が目立っています。 昨日のニュース以降は、1882群でC2.0が起きた程度ですが、 今後の注目はこれらの黒点群になりそうです。 太陽風は、300km/秒台前半の低速の風が続いています。 昨夜、29日19時(世界時29日10時)頃から、 太陽風の磁場強度が10nTに高まり、 プラズマ密度も1個/cm^3から10個/cm^3に増える変化が起きています。 速度の変化は小幅でしたが、CMEの弱い影響が到来したのかもしれません。 太陽風の磁場強度は、その後も5〜10nTの範囲で推移しています。 南北成分が南向きに強まる時間帯もあり、 AE指数では300〜600nTの小規模の活動が観測されています。 その他の時間帯では、磁気圏は穏やかです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) Xフレアに伴って発生したCMEの噴出。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星の可視光写真による、太陽の南東側の黒点群たち。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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