宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:08)
今日、M1.9の中規模フレアが発生しました。
また、X1.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/29 12:28 C2.9
12:03 C3.3
05:47 M1.5
00:46 M1.9
10/28 23:45 M4.4
23:22 C3.6
23:00 M2.8
20:29 M1.4
18:15 C5.2
13:31 M5.1
10:24 X1.0
02:47 C9.2
02:24 C5.7
01:37 C2.8
00:22 C3.2
10/27 22:38 C4.0
21:08 M3.5
18:14 C3.5
12:18 C4.3
07:29 C3.1
04:48 M1.0
03:56 M3.1
02:54 C3.2
02:28 C6.5
02:05 C8.8

黒点 10/29 (NOAA)
磁場 フレア
1875 15 βγδ X1
1877 13 βγ M1
1879 6 β ---
1881 3 β ---
1882 24 βγδ M3
1883 3 β ---
1884 10 βγδ M3
1885 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 308 +2.3
-2 h 308 +2.6
-4 h 298 -0.1
-6 h 284 +2.9
-8 h 287 +1.7
-10 h 279 +3.0
-12 h 273 +3.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.3 5x10^2
10/29 4.5 8x10^2
10/28 3.1 1x10^3
10/27 0.8 1x10^3
10/26 0.8 1x10^3
10/25 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/24 13:24 M9.3を最大に、Mクラスフレアが4回発生しました。
2013/10/25 11:44 中小規模のフレアが続いています。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2013/10/26 07:41 東端の黒点群で、Xクラスのフレアが2回発生しました。
2013/10/27 12:29 Mクラスのフレア活動が続いています。太陽風は低速ですが、今後乱れるかもしれません。
2013/10/28 15:02 X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、擾乱はまだ来ていません。
最新のニュース

2013/10/29 13:08 更新
Mクラスのフレアが続いています。CMEも発生していて、太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

太陽の活発な活動は続いています。
28日20時半(世界時28日11時半)に、1877黒点群でM1.4。
28日23時(世界時28日14時)に、1875黒点群でM2.8。
29日20時半(世界時28日11時半)に、1882黒点群でM2.7と、直後にM4.4。
そして、29日6時(世界時28日21時)に、1875黒点群でM1.5と、
あちこちの黒点群でMクラスの中規模フレアが発生しています。

昨日のXフレアを含む、これらの太陽の活動の様子を、
SDO衛星AIA193の動画で紹介します。
右で光ったり、左で光ったりと忙しい太陽です。

また、AIA193の動画を見ていると、フレアに伴って
コロナの大規模な噴出がいくつも起きていることが分かります。
これらはCMEとなって、太陽から次々と噴き出しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画をご覧下さい。

これらの噴出のいくつかは、地球の方向にも向かっている様です。
明日以降の太陽風には、様々な変動が発生しそうです。
その影響で、磁気圏の活動も高まる可能性があります。
特に、磁場が南向きに大きく振れた場合は、
オーロラの激しい活動に注目して下さい。


現在の太陽風は、速度は300km/秒と、
かなり遅い状態が続いています。

26日のCMEによる太陽風の乱れは、特に発生していな様です。
遅れているのか、このまま来ない可能性もあります。

磁気圏は静穏で、AE指数は全く変化していません。



今回のフレア活動はどこまで続くでしょうか。
太陽の第24活動周期の極大期は後半に入っていると考えられ、
この様な擾乱も、もう何度も見られないかもしれません。



SDO衛星による太陽の拡大写真。活発にフレアを起こしている黒点群たち。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星AIA193による、太陽の活発なフレア活動。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽から次々に噴出するCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。